オルガンの天才ジミー・スミスのレアなUKチャート入り

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ジャズ・オルガンの天才、ジミー・スミスのUKチャートでの歴史を見てみると、1966年に「Got My Mojo Working」で48位を記録し、同タイトルのアルバムがリリースされた直後に19位まで上がったが、それまでであった。しかし1966年7月23日、このペンシルバニア出身のハモンド奏者が、つかの間ではあるが、別のチャートに登場したことがあった。

エクステンデッド・プレイ、通称EPは通常3曲から4曲収録されており、45回転盤シングルよりもう少し曲数が欲しいが、アルバムを買うほどの余裕がない者に好まれ、1960年代に大人気を博した。トレード雑誌であるレコード・リテイラー誌は、1959年から1967年の間EPチャートを掲載したが、このチャートはチャート史本や公式のチャート会社の記録には残らなかった。

それにもかかわらず、このEPチャートは現在入手困難な作品や、廃盤、名作の間にチャート入りした驚きの曲など、読んでいて興味深いものが多い。1966年の7月のこの週のレコード・リテイラー誌EPチャート・トップ10を見ると、ウォーカー・ブラザーズの『I Need You』が1位を飾り、2位にビーチ・ボーイズの『Hit’s』。しかし、そこにジミー・スミスの『Swinging With The Incredible Jimmy Smith』が10位で初登場してたった1度のチャート入りを果たしている。

この3曲入りのEPはヴァーヴ・レコードにより発売され、数多くのジミー・スミスのアルバムの中から選りすぐった楽曲が収録されている。残念ながらこのEP自体は現在では廃盤になっているが、この3曲はまだ生き続けている。我々は、皆が素晴らしいジミー・スミスとまさにスウィングできるように、ここに再掲載しておく。


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