ムーディー・ブルース創設メンバー、グレアム・エッジのインタビュー第2弾:76歳でバンド活動を続けることについて

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Moody Blues photo: Bryan Steffy/Getty Images

ムーディー・ブルースのグレアム・エッジは70代後半という年齢でロックン・ロール・バンドでプレイする挑戦について、そして近くロックの殿堂入りについてuDiscoverにありのままに語ってくれた。

第1弾のインタビューでは、ドラマーがムーディーズの50周年記念アルバム『Days Of Future Passed』と、LPからの曲を全曲演奏する1月10日からの全米ツアーについて振り返ってくれた。今日は、彼が1964年に共同で創設したこのグループがこれほど長く続いたことに思いを巡らせる。

「それは殺伐とした粘り強さ。俺はそう呼んでいる」と常に陽気なミュージシャンの彼は言った。「俺たちの前にいた他のグループをどけて、無理やりトップへと進んだんだよ! もちろん最初にバンドを始めたときは何もわからないままだったさ、俺らがどれぐらい持続するのかなどなんてね。それに30才過ぎの奴のことは誰も信じられなかったんだ」。

「その時には誰も思いもしなかったのが、自分たちと共にファンも年を取るということだ。だから進むことが出来たし、それに俺たちは皆ライヴで演奏するのが大好きだ。俺は今、76歳だ。そして何歳まで続けられるかはわからないが、続けていきたい。若さを保つ事が出来るからね。それと俺が50歳を過ぎたとき、これから引退する人や、すでに引退した人と話すと、彼ら全員から “早すぎる引退はおすすめしないよ” と言われたんだ」。

ツアーに出ていない時は何をしているのか彼に尋ねたところ、グレアム・エッジはこう答えた。「ツアーに取って代われるものなど無いよ。でも俺は旅に出たり、食べたり、素晴らしいワインも愛している」そして笑いながらこう加えた。「ワインと歌さ、いまだに(笑)」。

2018年4月に式典が開催されるムーディー・ブルースの殿堂入り表彰に想いを馳せながら、彼はこう言った。「やっとだね。あそこに俺たちが入れることは嬉しいよ。たしか20年前に俺たちはワシントンDCにいて、ジョン・ロッジがホワイトハウスで大統領の警護人を務めてるシークレット・サービスとゴルフに行ったんだ」。それはグループの殿堂入りが一度見送られた時だった。「全員手荷物検査をされて、ジョンも検査を受け、その時シークレット・サービスはこう言ったんだ。“唯一確実に言えるのは、もしロックの殿堂が火事になったら間違いなくお前たちのファンのせいだろうな”って」。

『Days Of Future Passed』のリリースから50年が経ったことを信じられるかとドラマーの彼に聞いたところ、彼は上機嫌でこう締めくくった。「だよなぁ、信じられない。だから俺は椅子から立とうとし、俺はそれを信じるだけさ」。

Written by Paul Sexton



ムーディー・ブルース『Days Of Future Passed』(50周年記念盤)

  

 

 

 

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