ジョージ・ハリスンの家族や友人、ロックスターらが振り返るジョージについての19のコメント

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ザ・ビートルズのメンバーとして、ジョージ・ハリスンの歴史上におけるポジションは確保されている。さらにザ・ビートルズ後のキャリアでは、さらにソングライティングのスキルを磨き、『All Things Must Pass』などの名作ソロ・アルバムや、スーパーグループのトラヴェリング・ウィルべリーズとの活動を通じて、ジョージ・ハリスンはこの地球上を歩いた最も音楽的才能のある人物だということは証明されているだろう。

「ジョージは、音楽というこの見事な言語を強く信じていた。この言語が万国共通だということも」と言われており、2002年11月29日、ジョージ・ハリスンが亡くなったちょうど一周忌に、エリック・クラプトンが率い、ポール・マッカートニーリンゴ・スター、ジェフ・リン、ラヴィ・シャンカール、トム・ペティやビリー・プレストンなど、長年の友人やコラボレーターが集結し、全員が愛しインスピレーションの源だった友人を追悼したのにふさわしいと言えるだろう。この追悼イベント『Concert For George』は、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われ、多くの人々の心を揺さぶった1人の男の作品と、彼の人生の捉え方に対し、世界中からの愛情が溢れた場となり、今年2018年2月25日ののジョージの生誕75周年を記念し、ブルーレイ、DVD、CD、LPとしてリイシューされる。

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もちろん、ジョージ・ハリスンがもたらしたのは、音楽的なインスピレーションだけではなかった。多くの人々にとって、ジョージ・ハリスンはスピリチャルな案内役でもあった。「俺が必要としていた人間を(神が)送ってくれたかのようだった」とトラベリング・ウィルベリーズでの仲間、トム・ペティは2人の友情について語った。「彼は多くの傷を癒してくれたよ」。

ジョージ・ハリスンの訃報を受けて家族が発表した声明では、「ジョージはいつも “どんなことも急を要すことはない、でも神の探求は待つことができない、そしてお互いを愛するんだ”と言っていました」と伝えた。ジョージ・ハリスンの数多くのファンや友人は、ジョージ・ハリスンに向けてたくさんの愛情を送ることを決して忘れなかった。

ここでは、その偉大なジョージ・ハリスンを最もよく知っていた人物からの思い出や追悼をご紹介しよう。リンゴ・スターがかつて言ったように「ジョージにピースとラヴを」。

「素晴らしい人だったし、とても勇敢で、見事なユーモア溢れる人だった。僕にとっては、本当に弟だったんだ」
ポール・マッカートニー

「僕にとって、ジョージはいつも欲しいと思っていた兄のようなものだった。だから、ジョージの判断や価値は尊敬していたし、素晴らしい人だった。それに彼のストリングスの曲げ方も気に入ってたよ」
エリック・クラプトン

「ジョージは自分の息子のようだった、そして私が彼に与えたインディアン・ネームは ‘Jáyaraj’―
世界にいくつもの美しい曲を与えてくれた」
ラヴィ・シャンカール

「見事なソングライターだった。“Something”は今でも史上最も美しい曲のひとつだよ」
マイケル・ジャクソン

「(“Within You Without You”が)おそらくジョージの最高な曲のひとつだと思う、俺の中で大好きな曲のひとつだ。アレンジメントも、サウンドも言葉も好きだ。あの歌は明確だと思う。彼の考えていることが明確で、音楽もそう。彼が授かった才能があの曲では表れていて、それが曲をひとつにまとめているんだ」
ジョン・レノン

「一番好きなジョージ・ハリスンの曲? “(While) My Guitar Gently Weeps”だ。優しくするというのは勇気がいることだって気がついたよ。彼は僕のインスピレーション元だった」
ブライアン・メイ

「ジョージは生きている間に私たちに本当に多くのものを与えてくれて、亡くなってからもそれは彼の音楽、ウィット、そして叡智を通して与え続けてくれることでしょう。彼の人生は魔法のようで、彼を知ることで私たちも少しその恩恵を受けることができたと感じていたわ」
ヨーコ・オノ

「叫ぶほど笑っていた時もあったよ。本当に笑いが止まらなくてね、俺はお腹を抱えて、二人でどうにか痛いのを抑えて。ジョージは厳粛な人だというイメージを持つ人もいるし、実際そうだったけど、でも体がちぎれるほど面白い人でもあったんだ」
トム・ペティ

「ジョージは大の(モンティ)パイソン・ファンでね。いつもザ・ビートルズの魂がパイソンズに乗り移ったと信じていたよ、彼らが辞めた年にこっちが始まったから。俺もそれを信じたいよ」
テリー・ギリアム

「ジョージは消極的なロック・スターだったけど、ロックン・ロールを演奏するのは大好きだった。セッションが終わると、朝2時頃に何杯か飲んで、レコーディングしたものを聴いて、それから何曲か一緒に弾いてね、彼が大好きな昔の曲を。有名であることで付きまとう鬱陶しいものが彼は嫌いだった。でも音楽を作るのが大好きで、レコーディングが大好きだったよ」
ジェフ・リン

「ジェフと親父が一緒にやってるのは見事だった。すごく良い友達で、ジェフは本当に細かくて、たくさんアイディアがあったから、親父と一緒に考え合ったりして。とにかく2人は相性が良かったんだ」
ダニー・ハリスン

「ジョージは本当の友達で、とにかく誠実で、彼が愛する人たちを心から思いやり、その分多くの愛が彼にも返ってきた。ジョージはイギリスの自身の庭が大好きで、その木々や植物の美しさを育てることは、音楽と同じように彼にとって大事なことだった」
ジョージ・マーティン卿

「ジョージは、名声より、財産より、何よりも大事なものを見つけていた」
エルトン・ジョン

「ジョージの中に美しい魂があると強く感じていて、その中でもいつも非常に貴重だと感じ、我々の文化において最も重要と思われる性質を彼は持っていた。それは謙虚さだ。あんなに有名な人であったことを考えると…それでも本当に謙虚な人だった」
ラヴィ・シャンカール

「ジョージは、5分間ハグして、どれだけ愛しているかということを伝えないと帰らないような人だった」
トム・ペティ

「俺にとっては、ジョージはいつまでも、何より本物のジェントルマンだった。本来ジェントルマンという言葉が意味する通りのね。お互いバンドの中で似たようなポジションだったから、特別な分かり合えた絆があった。ジョンとジャムしてることを願うよ」
キース・リチャーズ

「ジョージ・ハリスンのギターの弾き方がいつも好きでね。控えめで良い弾き方だった」
ボブ・ディラン

「偉大なギタリストのトレードマークは、いつもその人のサウンドを認識できることだ。ジョージの場合は、いつジョージ・ハリスンが演奏しているかはすぐにわかった。彼のソロはどれもメロディックで、まるで歌うことができるようなソロだった」
エルトン・ジョン

「ジョージに関連する何かを見ると、信じられないほどの思い出が蘇ってくるよ」
ポール・マッカートニー

Written by Jason Draper



『Concert For George』
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