デフ・レパード、ロイヤル・フィル管弦楽団と共演したアルバム『Drastic Symphonies』発売決定

Published on

イングランドが生んだモンスター・ロック・バンド、デフ・レパード(Def Leppard)が、ロンドンを代表するオーケストラであるロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、自身の名曲をドラマティックに再構成したアルバム『Drastic Symphonies』を2023年5月19日に発売することが決定した。この発表と併せて、先行トラック「Animal」 が公開されている。

日本盤はCD、CD+ブルーレイ(オーディオ)、そしてデジタル・フォーマットで発売(輸入盤のみ2枚組の黒盤LP、限定の2枚組カラー盤LP、限定の2枚組LPピクチャー・ディスクが発売される)

<関連記事>
デフ・レパード『Diamond Star Halos』本人たちによるアルバム全曲解説
デフ・レパードとモトリー・クルーのツアーが全世界ツアー集客チャートで首位

今作では、デフ・レパードの有名曲だけでなく、隠れた名曲のオリジナル・テープ音源をロイヤル・フィルハーモニー・オーケストラの演奏と共に再生する手法がとられている。また、新たなヴォーカルとギターも追加されていて、それらが美しいオーケストラのアレンジをさらに引き立てており、ジョー・エリオットが若い頃の自分とデュエットしている箇所もいくつかある。

ロイヤル・フィルハーモニー・オーケストラは、2022年3月22日にアビイ・ロード・スタジオでレコーディングを行なった。アルバムのプロデューサーはデフ・レパード、ローナン・マクヒュー、そしてニック・パトリック(エルヴィス、ロイ・オービソン、ビーチ・ボーイズ、バディ・ホリーとロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の共演や他のオーケストラとの共演アルバムのプロデューサー)。編曲を担当したのはエリック・ゴーフェン(ニール・ダイアモンド、ライアン・アダムス、クリスティーナ・アギュレラ)。

本作についてのメンバー・コメント

「デフ・レパードは常に期待されている路線から外れるようなことを好んでやってきた。ティム・マッグロウ、テイラー・スウィフト、アリソン・クラウスなどとの共演もその一例だ。だから、ロイヤル・フィルハーモニー・オーケストラが僕たちの昔の曲を使いたがっているというオファーが来た時も乗り気になった。もちろん、この試みは僕たちが初めてでは全然なかったんだけれど、僕らの曲をオーケストラ用にアレンジして、アビイ・ロード・スタジオでオーケストラと直接仕事ができる機会を棒に振るのは、あまりに勿体無い話だと思ったんだ」(ジョー・エリオット)

「ロイヤル・フィルハーモニー・オーケストラとアルバムを作るという提案をもらった時には光栄に思った。でも、自分たちの過去の音源の上にオーケストラがただ音を重ねるだけのものは嫌だった。そこで、クラシック風だけども新しい、特別な何かを“Drastic Symphonies(過激なシンフォニー)”という括りの中で作り出して提示したいと思ったんだ。そのために曲に新たなパーツを足したり、以前のサウンドをミックスし直したり、またオーケストラの息吹が感じられるように、元々入っていた楽器をいくつか抜いたりという作業をして、実際には新作を作るような感じだった。その工程はとても刺激的だったし、その頂点となったのがロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とのロンドン、アビイ・ロード・スタジオでのレコーディングだった。この完全なチームとしての共同作業はほぼ一年掛かりだった。これは新たなデフ・レパードのアルバムであり、グレイテスト・ヒッツに誰も聞いたことのない曲が足されたアルバムであり、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のライヴ・アルバムでもある。僕たちとしては完璧なアルバムだね。この『Drastic Symphonies』の出来には満足しているし、誇りに思っている。早く世界の皆に聴いてもらいたいな」(フィル・コリン)

現在バンドは世界ツアー中

デフ・レパードは2022年に12枚目のアルバム『Diamond Star Halos』をリリースし、高評価を獲得し、商業的にも大成功を収めた。アルバムは世界中のチャートを賑わせ、UKではトップ5、北アメリカではトップ10入りを果たした。2023年初めには、バンドはUKのネットフリックスで1位を獲得した人気映画『Bank Of Dave』にカメオ出演して話題になった。そしてジョー・エリオットがゲスト・ヴォーカルとして参加したゴーストの「Spillways」は、現在、世界中のチャートで上位に入っている。

また、2022年にデフ・レパードがモトリー・クルーと共に行ったで北米スタジアム・ツアーは大盛況となり、130万枚のチケットが購入され、1億7350万ドル(約232億6984万円)を売り上げている。2023年の2月から3月にかけて彼らは中南米をツアー中。そして、5月から6月、7月にかけては、ヨーロッパに上陸予定だ。このツアーでは7月1日に有名なウェンブリー・スタジアムでの公演も予定されている。

Written By uDiscover Team



デフ・レパード ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー・オーケストラ

『Drastic Symphonies』
2023年5月19日発売
CD+Blu-ray(Audio) / CD

Tracklist
1. Turn To Dust
2. Paper Sun
3. Animal
4. Pour Some Sugar on Me (Stripped version)
5. Hysteria
6. Love Bites
7. Goodbye For Good This Time
8. Love
9. Gods Of War
10. Angels (Can’t Help You Now)
11. Bringin’ On The Heartbreak
12. Switch 625
13. Too Late for Love
14. When Love & Hate Collide
15. Kings Of the World



Share this story


Don't Miss

{"vars":{"account":"UA-90870517-1"},"triggers":{"trackPageview":{"on":"visible","request":"pageview"}}}
モバイルバージョンを終了