顔がフィーチャーされたアルバム・カヴァー11選
LP時代の始まりからゆうに60年以上もの間、オリジナリティのあるアルバム・カヴァーを考え出そうとするのは、デザイナーにとってチャレンジングなことで、ありとあらゆるものが試されてきた。地味な茶色い包装紙、単色のカヴァー、グループ・ショット、タイポグラフィー(文字によるデザイン)、アーティストやアルバム・タイトルとはまるで関係のないように見えるものから、高級芸術、抽象芸術、巨匠の作品を再解釈したものまで…その種類は無限である。
最も古いカヴァー・アート形態のひとつが、ジャケットにアーティストを起用したタイプで、それが最初に思いついたものであろうと最後の手段であろうと史上最もアイコニックなアルバム・アートの幾つかに影響を与えてきた。顔だけを使ったアルバム・カヴァーも無数あり、我々は今回その中から最もアイコニックなものを11枚選んでみた。
ひとつを除いた全てが、アーティストをフィーチャーしたものだが、その残りのひとつは、顔をフィーチャーしたアイコニック・アルバム全11枚中、間違いなく最も印象的な一枚だ。その1枚のU2の『War』には、ボノの友人グッギの弟ピーター・ローウェンという少年がフィーチャーされている。ボノいわく、「カヴァーに戦車や拳銃を出す代わりに、俺達は子供の顔を載せた。戦争は精神的なものでもあり得る。愛の間にある感情的なもの。必ずしもフィジカルなものとは限らない」。
(*本記事およびリストは本国uDiscovermusicの翻訳記事です)
<関連記事>