エリック・クラプトンのギター・ソロ・ベスト20:真に偉大なアーティストによる最高のギターワーク
史上最高のギターの名手の一人によるギター・ソロ特選20は、どの曲を選んだとしても激しい議論を呼ぶことになるだろう。なのでエリック・クラプトンの思い出深いソロ20曲のプレイリストを楽しんでいただき、ぜひ皆さんの意見を聞かせて欲しいと思う。
このプレイリストでは、長年に渡りいくつもの異なるレコーディング環境でこの偉大な職人が作り上げた楽曲を年代関係なく並べている。1970年の彼自身の名を冠したファースト・アルバム収録の「Let It Rain」から、23枚目の最新スタジオ・アルバム『I Still Do』での彼が敬愛するJ.J.ケイルのカヴァー2曲のうちの1曲「Somebody’s Knockin’」に至るまで、エリック・クラプトンのソロ作品からの傑作を7曲収録した。
ソロ・アーティストとしての彼のギターの魔術は『461 Ocean Boulevard』『Slowhand』『Behind The Sun』『Journeyman』といった記念碑的なアルバムや、ロイヤル・アルバート・ホールで録音されジェリー・リン・ウィリアムスの曲「Pretending」を収録した素晴らしいライヴ・アルバム『24 Nights』でも堪能できる。
もちろん、エリック・クラプトンのデレク・アンド・ザ・ドミノズ時代の名曲「Layla (邦題:いとしのレイラ)」もリストに入れている。
その時代の「Bell Bottom Blues」や、フィルモアで録音された「Why Does Love Got To Be So Sad」のライヴ・ヴァージョンもある。
エリック・クラプトンがゲスト・プレイヤーとして高く評価された曲は、ザ・ビートルズの名曲「While My Guitar Gently Weeps」と、素晴らしいハイライトを作ったロジャー・ウォーターズの「The Pros And Cons Of Hitchhiking(邦題:ヒッチハイクの賛否両論)」も加えている。
ジョン・メイオールのザ・ブルースブレイカーズ時代からは「Have You Heard」と「Key To Love」を選んだ。ブルース・ロックを極めたパワー・トリオ、クリームの短い時代からは、4曲のヒットした名曲を。
ブラインド・フェイスの唯一のアルバムからは「Presence Of The Lord」を選んだ。そして再びライヴ・ヴァージョンに戻るが「I Don’t Want To Discuss It」で、エリック・クラプトンはデラニー&ボニーと見事な演奏を披露している。もともとは1964年に、彼がヤードバーズと演奏していた曲だ。
あなたが他のどのエリック・クラプトンのソロを大事に思っているか、真に偉大なアーティストの一人の最高のギターワークをあなた自身が選ぶとしたらどんなプレイリストになるのか、ぜひ知らせて欲しい。
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