チャック・ベリー名カヴァー50選
チャック・ベリー90回目の誕生日を祝し、uDiscoverは今回彼の途方もないカタログから素晴らしいカヴァー・ナンバーを50曲選んだ。彼の心揺さぶる曲をカヴァーした数多くのヴァージョンは、ロックン・ロールを起源とするものからR&B、カントリーからアメリカーナまで、あらゆるタイプの音楽が数十年という歴史を飾っている。
リストの最初と最後には、チャック・ベリーの見事なリック(即興で挿入するフレーズ)と辛辣な歌詞に動かされた、ブリティッシュ・グループ達を率いるザ・ローリング・ストーンズのカヴァー曲にしている。トップ50の最初に登場するのは、彼等のスタジオ&ライヴを含むベリー・ナンバー7曲中のひとつ、1963年デビュー・シングル「Come On」。そして3時間近くに及ぶリスト最後に登場するのは、ザ・ローリング・ストーンズの演奏による「Bye Bye Johnny」。
その他イギリスからの崇拝者はザ・キンクス、アニマルズ、ヤードバーズ、ハンブル・パイ、ELO、ステイタス・クォー、ロッド・スチュワート、ゲイリー・ムーア、デイヴ・エドモンズ等。ザ・ビートルズはグループとしてだけでなく、ポール・マッカートニー、ジョン・レノン、そしてジョージ・ハリスンが皆ソロ・アルバムで敬意を表している。またザ・バンド、ザ・ビーチ・ボーイズ、それからジミ・ヘンドリックスやMC5といったロックの巨人等、チャック・ベリーを聴いて育った同胞アメリカ人アーティストもまた、彼から影響を受けているのは明白だ。
「Promised Land」は、ケージャンに影響を受けている素晴らしいジョニー・アラン・ヴァージョンと、過小評価されがちなエルヴィス・プレスリーの1970年代レコーディングを入れた。「Memphis, Tennessee」(ここではUS出身ジョニー・リヴァ―スとUK出身デイヴ・ベリー・ヴァージョンも取り上げた)のウィルソン・ピケット・ヴァージョンはソウルフルだし、アーネスト・タブとエミルー・ハリスはカントリー調だ。
チャック・ベリー・ナンバーのヒット・ヴァージョンも入れた。例えばバディ・ホリー、リンダ・ロンシュタット、そしてイギリスのスティーヴ・ギボンズ・バンド等、そのスタイルは多岐に渡る。トム・ぺティ&ザ・ハートブレイカーズからデヴィッド・ボウイまで、ライヴ・パフォーマンスも盛りだくさん。これはチャック・ベリーが我々皆の中に永遠に残したものを思い起こす為のリストだ。
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『チャック~ロックンロールよ、永遠に。』
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