チャック・ベリーの20曲
ロックン・ロールのオリジナルの比類なき才能を、わずか20曲にまとめるのは不可能だ。しかし、チャック・ベリーの粋なプレイを集めたこの素晴らしいプレイリストを聞く53分間は、至福の時間となることだろう。
今月末、チャールズ・エドワード・アンダーソン・ベリーことチャック・ベリーは、90歳の誕生日を迎える。この新しいuDiscoverプレイリストは、ミズーリ州セントルイス出身の、先駆的シンガー/ソングライター/ギタリストへの、ささやかな誕生日祝いにもなるであろう。プレイリストはしかるべき曲で幕を開ける。1955年の夏、彼をアメリカと世界に紹介した「Maybellene」。その後は、彼の無類のキャリアから、数えきれないヒット曲と、知る人ぞ知る名曲の数々を取り揃えた。
全米チャートで5位を獲得したデビュー曲とともに、リストには彼の全米トップ10入りシングルを6曲全て収録した。これらの曲は、忘れがたい記憶と見事なギター・フレーズ、時にユーモアに富む鋭い歌詞を提供し、ロックン・ロールを語る上で不可欠な名曲となった。「School Day」、「Rock & Roll Music」、「Sweet Little Sixteen」、そして「Johnny B. Goode」は、どれもキャリアの初期にベリーの名をチャートの上位に留め続けた。
1964年の「No Particular Place To Go」は、ベリーの成功の第2章において、記憶すべき曲である。そして1972年には、ノベルティ・ソング「My Ding-A-Ling」のライヴ・ヴァージョンによって、彼は世界各国のチャートの首位に返り咲いた。
また、どういうわけか全米チャートには一度も登場しなかった素晴らしいストーリーの「Memphis, Tennessee」と「Too Much Monkey Business」の2曲も入れた。加えて、あまり演奏はされなかったが、チャックの優れた後継者であるザ・ローリング・ストーンズがキューバで撮影した新ライヴDVDのタイトルとなり、再評価されている珠玉の「Havana Moon」も入れてある。
- チャック・ベリーの20曲をSpotifyで聞く
『チャック~ロックンロールよ、永遠に。』
『チャック・ベリー追悼 紙ジャケット/SHM-CDコレクション』
2017年3月18日、惜しくも90歳でこの世を去ったロックン・ロールの創始者、チャック・ベリー。
後のロックアーティストに多大な影響を与えた彼の偉業を称え、チェス・レコード時代の16タイトル再リリース&マーキュリーから発表した5作品を初紙ジャケット化!