ユスフ(キャット・スティーヴンス)、名作『Tea For The Tillerman/父と子』を再構築した新作が発売決定
1970年にリリースされ、全米アルバム・チャートTOP 10入り、マルチ・プラチナの大ヒットを記録し、ユスフ(1978年、イスラム教に改宗してからキャット・スティーヴンスよりユスフに改名)の世界ブレイクのきっかけとなったセカンド・アルバム『Tea for the Tillerman(邦題:父と子)』。キャリアを通しての代表曲「Wild World」や「Father And Son(父と子)」ほかを収録したこのアルバムの発売50周年を記念して、現代的解釈で再構築したニュー・アルバム『Tea for the Tillerman²(父と子2)』が2002年9月18日にリリースされることが決定。リード・シングル「Where Do The Children Play?(子供達の園はどこへ?)」が公開された。
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・名曲「子供達の園はどこへ?」の制作秘話
オリジナルの録音から半世紀を経て、ユスフ(キャット・スティーヴンス / Yusuf/Cat Stevens)は同じ11曲を再レコーディングし、今の時代に向け新たに生まれ変わらせた。メロディにあふれた70年代を代表するアーティストと、彼が生み出した名曲との美しい再会(リユニオン)と言えるだろう。当時から今に至るまで、『Tea for the Tillerman』の収録曲は映画やテレビに起用され、そして多くのアーティストにカヴァーされ、聴き継がれてきた。
「Wild World」はMR.BIGやマキシ・プリーストなどによるカヴァー・ヴァージョンも大ヒットし、「Father And Son」は2017年に公開された映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のサントラに収録されている。
『Tea for the Tillerman²』のレコーディングは2019年夏、南仏プロヴァンスのラ・ファブリーク・スタジオで行われた。オリジナル録音時も制作に関わったポール・サミュエル=スミス(プロデューサー)とアラン・デイヴィス(G)、ユスフの現在のライヴでのバンド・メンバーであるブルース・リンチ(B)、エリック・アパピュレー(G)、クワメ・イエボア(Perc, Key)、そしてジム・クレイガン(G)、ピーター・ヴェテッシ(Key)などが参加している。
さらに日本時間6月5日午前4時には「Where Do The Children Play?」のミュージック・ビデオが公開予定となっている。下記YouTubeにて公開される。
ユスフ(キャット・スティーヴンス)は今回の新作についてこう語っている。
「いずれこうなるのを待っていた運命であるかのように、『Tea for the Tillerman²』のメッセージにふさわしい時代がまた訪れたという気がしている」
ユスフ(キャット・スティーヴンス)『Tea for the Tillerman²(父と子2)』
2020年9月18日発売
iTunes / Apple Music
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