米ドラマ『素晴らしき日々』最新回にあわせて、60年代モータウンの名曲を集めたプレイリスト公開

Published on

THE WONDER YEARS - ABC's "The Wonder Years" Photo: ABC/Matt Sayles

米ABCで1988年から1993年まで放送され、数々のアワードを受賞したTVドラマ『素晴らしき日々』(原題:The Wonder Years)。2021年版の新作ドラマとして昨年9月から米ABC/米Huluとして放送されている『素晴らしき日々』の最新エピソードからインスパイアされ、1960年代のモータウンから選りすぐりの名曲を集めたプレイリスト『Return to Wonder Classic Motown Era Playlist』が公開された。

同プレイリストは、米時間1月19日午後8時30分から放送されるエピソード「I’m With the Band」の放送を記念して作成されたもので、グラミー賞受賞歴を誇るアマニ・“バート・ブラッカラック”・スミスが監修を務めている。

<関連記事>
モータウンのグループ達:デトロイト発、一大レーベル創世記
ベリー・ゴーディ:モータウンを創設し、黒人向けの音楽を全米に届けた先駆者

アマニ・スミスはこのプレイリストについて次のように述べている。

「“Return to Wonder Motown”のプレイリストは、いろいろな意味で私にとって特別なものです。モータウンは、こんなにも多くのアイコニックで影響力のある楽曲やアーティストを生み出し、間違いなく今日私たちが聴いている音楽のサウンドを形成してきました。また、私の両親はミュージシャンで、私は彼らの友人だったアイズレー・ブラザーズ、ポインター・シスターズ、テンプテーションズなど、モータウンの伝説的なアーティストたちに囲まれて育ちました」

「モータウンのカタログはとても壮大で、最も知られている人気曲からほとんど知られていない曲まで、聴いていてとても崇高な気持ちになります。私はDJハットをかぶり、未発表曲やあまり知られていないモータウン楽曲を探し出しましたが、本当にどれも素晴らしいものばかりでした。“The Wonder Years”のプレイリストに収録する楽曲を探す時にも、同じアプローチをとりました。音楽史で最も重要な時代の珠玉の名曲を発掘することに全力を注ぐのみです。私にとって、この新たな“The Wonder Years”は単なるTVドラマではなく、感情や経験が詰まったホームのような存在です。モータウンの名曲がそうであるように、各エピソードが私にいろんな感情を与えてくれるんです」

 

2021年度版の『素晴らしき日々』

2021年9月に初放送された『素晴らしき日々』の新シリーズは、エリシャ・“EJ”・ウィリアムズが演じる想像力豊かな12歳のディーンの視点から、1960年代後半のウィリアムズ家の物語を描いている。大人になったディーンは、アラバマ州モントゴメリーの黒人中流家庭で育った自身の波乱万丈な人生を、希望とユーモアに満ちた子供の頃のエピソードと共に回想していく。

新エピソード「I’m With The Band」では、ディーンがスクール・バンドでサックスの首席奏者の座を失い、父親のビル・ウィリアムズ(デュレ・ヒル)がそれを取り戻すよう彼にプレッシャーをかけるという出来事が中心に描かれている。妻のリリアン(セイコン・セングロー)との話し合いで、ビルは自分が厳しすぎること、そして自分の夢を息子に押し付けていることに気づく。父親役のデュレ・ヒルは、2019年にロサンゼルスのゲフィン・プレイハウスで上演された舞台『Lights Out』でナット・キング・コール役を演じていた。

その他のキャストには、ドン・チードルが、大人になったディーン・ウィリアムズ役で『素晴らしき日々』のナレーションを担当している他、キム・ウィリアムズ役のローラ・カリウキ、ブラッド・ヒットマン役のジュリアン・ラーナー、コーリー・ロング役のアマリ・オニール、ケイサ・クレモンズ役のミラン・レイが名を連ねている。同ドラマの各エピソードは、現在米Huluで配信中だ。

Written By Paul Sexton




Share this story

Don't Miss

{"vars":{"account":"UA-90870517-1"},"triggers":{"trackPageview":{"on":"visible","request":"pageview"}}}
モバイルバージョンを終了