タンク・アンド・ザ・バンガス:グラミー賞新人賞ノミネートしたニューオリンズ出身のソウル・バンド
2017年アメリカの公共放送NPRが主催する人気コンテンツ「Tiny Desk Concert」コンテストの6,000人の応募者の中から満場一致の称賛を受け優勝したニューオリンズ出身のソウル・バンド、タンク・アンド・ザ・バンガス(Tank and the Bangas)。2019年3月1日に新曲「Ants」を配信したヴォーカルに女性一人を擁し、じわじわと話題となっている。
タンク・アンド・ザ・バンガスの現在のバンド編成は、ポエトリー・リーダー/シンガーの紅一点タリオナ“タンク“ボールを中心にキーボードのメレル・バーケット、ドラムスのジョシュア・ジョンソン、ベース/シンセ・キーボードのノーマン・スペンス、アルト・サックス/フルートのアルバート・アレンバックから成る5人組。
2011年のオープン・マイク・ナイトでゆるいコラボとして始まったバンドで、キャリアの初期にニューオリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティヴァルに出演し注目を集める。ツアーに出て地元外の評判も積み上げていき、ライヴ・ショウのスタイルも確立した上で2013年にインディーズよりアルバム『Think Tank』をリリース。一度ライヴを観た観客は熱心なファンへと変わり、New Orleans AdvocateからThe New York Timesまで批評家からも絶賛されるようになる。フェスでのパフォーマンスに関し「あれ以降私達は一生懸命働くようになり、働いた分だけ評価されたいと思うにようになったの」とボールは話している。
2017年には、シングル「Quick」をリリースし、Tiny Desk Concertコンテストで優勝し、2018年に「Smoke.Netflix.Chill.」「Spaceships」などのシングルを配信。そして2019年にVerveと契約してメジャー・デビューを果たす。そのアルバムからの先行シングル「Ants」は3月1日にリリースしている。
デビュー・アルバム『Green Balloon』は2019年5月に発売され、その評判やパフォーマンスが評価され、第62回グラミー賞の主要部門の一つである新人賞にノミネートされた。
タンク・アンド・ザ・バンガス海外レビュー
- 「アメリカでもっとも素晴らしいライヴ・バンド」- NPR MUSIC
- 「自由奔放でインプロヴィゼーションの切れ、ポジティヴなヴァイブスに満ちた世俗的な教会体験」―Rolling Stone
- 「タンク・アンド・ザ・バンガスはファンク、ヒップホップ、ロック、ゴスペルのグルーヴをつなぎ合わせたサウンドを展開。真剣なストーリーテリング、自己啓発の励まし、ダンスの指導などはバンドのあふれんばかりのあらゆる意識や考えを共有し、私達を楽しませてくれる」―The New York Times
タンク・アンド・ザ・バンガス『Green Baloon』
2019年5月3日配信
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来日公演情報
2020年1/31(金)、2/1(土) ブルーノート東京
2/3(月)名古屋ブルーノートの3日間