ザ・フーが英ウェンブリー・スタジアムでカイザー・チーフス、エディ・ヴェダーを迎えてコンサートを開催。コメントも掲載
ザ・フーがロンドンのアイコニックな会場、ウェンブリー・スタジアムで開催する大規模なコンサートの詳細を発表し、カイザー・チーフスとパール・ジャムのフロントマン、エディ・ヴェダーがサポート・アクトとして出演することも明かされた。
偉大なロック・レジェンドは、この週末バンドの公式Twitterに「Baba O’Riley」がバックに流れる、この重大発表を予告する謎めいた映像を公開していた。さらにその後、ウェンブリー・スタジアムの外観を映し出した動画もシェアされ、この映像の中では、彼らの名曲「My Generation」の歌詞の一部がスタジアムの電光掲示板の中に浮き上がり、その両サイドにはバンドの象徴であるターゲットマークも掲げられている。
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そうしてバンドは、パール・ジャムのヴォーカル、エディ・ヴェダーとカイザー・チーフスをスペシャル・ゲストに迎え、7月6日(土)にウェンブリー・スタジアムでコンサートを開催することを発表した。
今春には全米ツアーを敢行することから、ファンの間では、この発表がバンドのロック・オペラ・アルバムを題材にし、60年代の英ブライトン・ビーチを舞台に、モッズとロッカーズとの激しい対立を描いた映画『さらば青春の光』の公開40周年にちなんだものだという憶測が飛び交っていた。
ザ・フーのフロントマンであるロジャー・ダルトリーが、今年後半に2006年の『Endless Wire』以来となるニュー・アルバムのリリースを公表していた最中だった。
この新作にファンが何を期待できるかという質問に対して、ピート・タウンゼントはこう答えている。「暗いバラード、ヘヴィなロック、実験的なエレクトロニカ、サンプリングした楽曲、激しいギターから始まるザ・フーらしい曲もある」。
そこにロジャー・ダルトリーはこう加えた。「どれも素晴らしい曲ばかりなんだけど、時に、ピートが作ってくれたものをよりよいものにするために、シンガーとしての役割を果たせていないと感じることもあったんだ。それでも、少なくても5、6曲には僕の意見が反映されていて、かなりいい仕上がりになっていると思うよ。耳の病気も治ったし、これから本腰を入れてアルバムに取り掛かるつもりだ」。
既に発表されている通り、ザ・フーは2019年5月7日からミシガン州グランドラピッズ公演を皮切りに“Moving On!”全米ツアーをスタートさせる予定になっている。
Written by Tim Peacock
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