Apple TV+『サウンドを語る with マーク・ロンソン』でショーン・レノンが父ジョンの名曲を語る

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Photo: Gustavo Caballero/Getty Images for New York Fashion Week: The Shows

音楽制作の根幹を成すサウンド・クリエイションや革命的で画期的なテクノロジーの実態に迫るApple TV+の全6話から成るドキュメンタリー・シリーズ『サウンドを語る with マーク・ロンソン』(原題:Watch the Sound with Mark Ronson)が2021年7月30日から配信された(配信はこちら)。

その第1話「オートチューン」では、ホストを務めるマーク・ロンソンが、ジョン・レノンの息子としても知られるショーン・オノ・レノンと共に、ジョン・レノンが1970年に発表した初のソロ・アルバム『John Lennon/Plastic Ono Band(ジョンの魂)』の収録曲「Hold On」をスタジオ内で再構築する様子が収められている。

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オートチューンの歴史や用途を探るこの魅力的なエピソードには、他にもレディー・ガガ、デュラン・デュランのニック・ローズ、T-ペイン、キング・プリンセス、ヴァンパイア・ウィークエンドのエズラ・クーニグ他、多くのアーティストが登場する。

同エピソードでは、ショーン・オノ・レノンがマーク・ロンソンとともに、マークのスタジオでジョン・レノンの1970年の名曲「Hold On」を再構築する。ショーンは、オリジナルのヴォーカル・テイクをハーモニー・エンジンにかける際に、父ジョンがこの技術を知っていたら喜んで活用していただろうと言及し、「ビートルズも父も、常に時代の最先端を走っていましたからね」と述べている。

『サウンドを語る with マーク・ロンソン』の各エピソードは、マーク・ロンソンが音楽制作の裏話や、プロデューサーやクリエイターたちが完璧なサウンドを追求するためにどれだけの努力をしているかについて紹介する興味深い構成になっており、ショーン・オノ・レノン、ポール・マッカートニー、クエストラブ、キング・プリンセス、デイヴ・グロール、ビースティ・ボーイズのアドロックとマイクD、チャーリーXCXらをゲストに迎え、芸術性とテクノロジーの交差点から生まれる音楽、そしてそれが彼らの作品に与えた影響について紐解いていく。

また各エピソードの最後には、マーク・ロンソンが、リバーブ、シンセ、オートチューン、ドラムマシン、サンプリング、ディストーションといった技術やテクニックを駆使して、ユニークなオリジナル楽曲を制作・発表する。マーク・ロンソンの制作プロセスを垣間見ることができる同シリーズは、彼のファンのみならず、音楽を志す人にとっても魅力的な内容になりそうだ。

『サウンドを語る with マーク・ロンソン』は、マーク・ロンソン、モーガン・ネヴィル、マーク・モンロー、ジェイソン・ゼルデス、キム・ローゼンフェルド製作総指揮のもと、Tremolo Productionsで製作されている。

Written By Will Schube



ジョン・レノン『ジョンの魂(John Lennon/Plastic Ono Band)』50周年記念盤
2021年4月23日発売
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