グラフィック・デザイナー、クラウス・フォアマンが『REVOLVER 50: The Collage Series』を発表
ザ・ビートルズの影響力の強いアルバム『Revolver』でグラミー賞最優秀アルバム・カヴァーを受賞してから50年後、アーティスト、クラウス・フォアマンはコラージュの芸術領域へと回帰した。彼は、250の作品を作り、それらは、『Revolver』のカヴァーと同じようにすぐに認識することができるものである。
クラウス・フォアマンはイギリスの出版社ジェネシス・パブリケイションズと共に、『REVOLVER 50: The Collage Series』をプロデュースする。250のコラージュはぞれぞれにクラウス・フォアマン自身の手によって制作された要素が施されている。それらは、ペンや、鉛筆、はさみ、インクつぼや彼が『Revolver』の制作に用い交換した他のアーティストの道具などが、ザ・ビートルズの写真に並んで遊び心満載に配置されている。
すべての個々の作品は、歴史的な『Revolver』の制作を象徴しているペンや、インク画をフィーチャーしている。加えて、手書きや水彩を施され、クラウス・フォアマンのサインがはいったコラージュの数々はコットン・ラグ・ペーパーにジーグレー印刷されている。
「僕はグラフィック・デザイナーだ、すべてはメッセージを理解させる必要がある」と『Revolver』 のオリジナル・カヴァーをデザインしたアーティストは語る。「それが、僕が使おうとしていること、そして僕がコラージュをピックアップした理由だ」。
クラウス・フォアマンが初めてザ・ビートルズを聴いたのは60年代初期、彼がハンブルグのカイザーケラー・クラブで演奏を見た時だ。彼は、バンドと友人となって、後にロンドンへ居を移した。ジョン・レノンとポール・マッカートニーが引っ越した後、メイフェアにあるザ・ビートルズ・アパートメントでジョージ・ハリスンとリンゴ・スターと暮らした。
1967年に『Revolver』のアートワークでグラミー賞最優秀カヴァー/グラフィック・アーツを受賞後、クラウス・フォアマンはザ・ビー・ジーズ、リンゴ・スター、ソニー・ロリンズといったアーティストのスリーヴ・デザインを手がけた。同時に、マンフレッド・マン、ジョン・レノンとヨーコ・オノのプラスティック・オノ・バンドといったアーティストの演奏に参加、また、ルー・リードやランディ・ニューマン、カーリー・サイモンのレコーディングにも参加した。
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