ヴァンゲリスの新作ピアノ・アルバム『Nocturne』発売。月の写真をアップすると先行試聴が可能

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名高いギリシャ人作曲家、ヴァンゲリスが2019年1月25日にデッカ・レコードからニュー・アルバム『Nocturne』をリリースすることを発表した。このソロ・ピアノ作品には11曲の新曲に加え、映画『炎のランナー』のテーマ曲や『ブレードランナー/愛のテーマ』をはじめとする彼がこれまでに手掛けた有名曲の新ヴァージョンも収録されている。

このリリースに先駆けて、現在自分で撮影した月の写真を使って、発売前のアルバム『Nocturne』からの新曲を試聴できる方法がある。撮影した月の写真を画像認識システムが搭載されたこちらのウェブサイトにアップすると、月が移動して様変わりするジャケット写真と共に新曲が公開されるというものだ。

アーティストにとって初めてのグランド・ピアノのためのオリジナル録音作品となるこのアルバムには、ヴァンゲリスが長年情熱を抱いてきた宇宙、そして夜にインスパイアされた新たなピアノ曲が豊富に収録されている。これらの新曲には、アルバムのオープニングを飾るファースト・シングル「Nocturnal Promenade」や、「Through the Night Mist」、「Sweet Nostalgia」、そして「Lonesome」などがある。

 

ヴァンゲリスにとってこの『Nocturne』は科学、歴史、そして探求といったテーマを扱った作品としては最新のものとなるが、過去には、アカデミー賞受賞作『炎のランナー』サウンドトラックに加え、2001年のNASA火星探検プロジェクトのテーマになった音楽合唱付き交響曲「Mythodea」や、『南極大陸』、『1492 コロンブス』をはじめとする映画作品、天文学者カール・セーガンによるドキュメンタリー・シリーズ『コスモス』の音楽を手掛けてきた。

2016年のには、史上初の“彗星に着陸した探査機”を生んだロゼッタ・ミッションからインスパイアされたアルバム『Rosetta』で欧州宇宙機関(ESA)とNASAとのコラボレーションを果たしていた。新作『Nocturne』は全世界で数百万枚ものセールスを誇るアーティストのキャリアにおいて新たなチャプターの幕開けとなる。

Written by Paul Sexton


 
ヴァンゲリス『Nocturne』
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