ユニバーサル ミュージックが非営利団体と提携し「音楽業界メンタルヘルス基金」を設立
ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)と非営利団体のミュージック・ヘルス・アライアンス(MHA)は、過去4年間にわたるパートナーシップを拡大し、全米の音楽業界関係者に向けて包括的かつ質の高い外来メンタルヘルス支援を提供することを目的とした音楽業界メンタルヘルス基金(The Music Industry Mental Health Fund)」を設立することを発表した。
この取り組みを通じて、音楽業界のあらゆる分野の現役および元関係者は、MHAの専門チームによるサポートを受けることことが可能となり、最初の問い合わせには24時間以内に対応されることが保証される。
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同基金は、メンタルヘルス・カウンセラーや精神科医の個別推薦、費用を補填するための助成金、さらなる財政的・精神的支援を通じた継続性ケアの確保の提案など、幅広いメンタルヘルス・サービスを提供する。
また、提供されるサービスには、歯科医療支援(リチャード・M・ベイツSMILE基金を通じて)、団体医療サービス、医療支援と機密性の高いガイダンス、個人および家族向け健康保険、メンタルヘルス支援(MHAメンタルヘルス基金を通じて)、高齢者向けケア支援(メディケアを含む、プライス・レガシー基金を通じて)、および視力ケア支援などが含まれる。
UMGの最高インパクト責任者であるスーザン・マゾは、この新たな取り組みについて次のように述べている。
「ミュージック・ヘルス・アライアンスは、音楽業界関係者のメンタルヘルスに関するあらゆるニーズに対応するために必要な包括的リソースを備えています。これには、経済的支援、メンタル及び身体的健康のための継続的ケア、精神科支援、集中治療プログラムの紹介、データ収集などの統括的なサービスが含まれます。MHAは包括的なアプローチを通じて、音楽業界で働く人々の健康と福祉、そして持続可能な環境を長期的に支えていきます」
Written By Sam Armstrong
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