U2、新曲「Atomic City」をラスベガスの新ライブ会場での公演に合わせて公開へ

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U2 - Photo: Han Myung-Gu/WireImage

U2が新曲「Atomic City」を2023年9月29日に配信することを発表した。U2の楽曲としては映画 『SING/シング:ネクストステージ』 のサウンド・トラックに提供した「Your Song Saved My Life」 以来、約2年ぶりリリースとなる。

バンドは先日ラスベガスの名所として知られるラスベガス・ストリップを訪れていた観光客に向けて、この新曲のサプライズ・パフォーマンスを披露しており、その模様はボノ曰く“低予算”で制作しているという同曲のミュージック・ビデオに収録されるようだ。報じられているところによると、バンドはこの曲を2度演奏し、その後、ファンに向けて平台のトラックで撮影した映像をティザーとして上映したという。

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この新曲は、現地時間9月29日から、ラスベガスのザ・ベネチアン・リゾート内に完成したばかりの次世代型コンサート会場“スフィア”で行われる4年ぶりの公演「U2:UV Achtung Baby Live At Sphere」に合わせての配信となる。

 

『ZOOROPA』30周年

その他のU2関連のニュースとしては、1993年にリリースされ、グラミー賞に輝いたバンドの8枚目のアルバム『ZOOROPA』発売30周年を記念して、透明イエロー・ヴァイナル仕様の限定アナログ盤が10月にリリースされることが決定している。

また、これに先立って、今年7月には、1993年11月のオーストラリア、シドニーで行われたスタジアム公演を収録した「Zoo TV · Live From Sydney」のストリーミング配信が行われた。

フラッド、ブライアン・イーノ、ジ・エッジがプロデュースを手掛け、わずか6週間でレコーディングされた『ZOOROPA』は、U2史上最速で制作されたアルバムとして知られている。同アルバムは、当時“ZOO TVツアー”の合間の6ヶ月の休暇中にあったバンドが、1993年2月にダブリンで作曲とレコーディングを始めてからわずか5ヵ月後となる1993年7月5日にアイランド・レコードからリリース。バンドの創作意欲が旺盛な時期に制作された同レコードは、当初予定されていたEPから10曲入りの本格的なアルバムへと進化を遂げていった。

シングル「Numb」「Lemon」「Stay (Faraway, So Close!)」が収録され、スタジアム・ライヴの常識を変えたと言われる革新的な“ZOO TVツアー”でのバンドの経験の影響が反映された『ZOOROPA』は、テクノロジーやメディアの飽和状態といった、ツアーのテーマを拡大する内容となった。

このアルバムは、アイルランド、アメリカ、イギリス、日本、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イタリア、スウェーデン、オーストリア、フランス、スイス、ドイツ、オランダ、ノルウェー、デンマーク、アイスランドのアルバム・チャート1位を獲得、翌年のグラミー賞では“最優秀オルタナティヴ・アルバム”を受賞した。

Written By Sam Armstrong



U2「Atomic City」
2023年9月29日配信



 

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