トラジカリー・ヒップの最新アルバム『Saskadelphia』から、先行曲「Ouch」のMV公開

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Photo: Youtube/UMG Canada

カナダのオルタナティヴ・ロック・バンド、トラジカリー・ヒップ(The Tragically Hip)が、1991年の『Road Apples』発売当時に書いた6曲の未発表曲で構成されたニューアルバム『Saskadelphia』から、リード・シングル「Ouch」の公式ミュージック・ビデオを公開した。このアルバムは2021年5月21日にサプライズで発売され、バンドとしてはフロントマンのゴード・ダウニー死後初のリリースとなる。

Revolver Films製作のもと、クレイグ・フレミングがプロデュースを手掛け、サラ・バッソが監督を務める同ビデオには、カナダ出身の俳優で、監督としても知られるジェイ・バルチェルと彼の妻であるレベッカ=ジョー・ダンハム=バルチェル、コメディアンでTVタレントのリック・マーサーが出演している。

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デヴィッド・リンチ監督の『ツインピークス』やロバート・ロドリゲス監督の映画『フロム・ダスク・ティル・ドーン』からインスピレーションを得たというこのビデオは、トラジカリー・ヒップのセカンド・アルバム『Road Apples』(1991年)がリリースされた1990年代初頭のミュージック・ビデオを彷彿とさせ、この曲が書かれた当時のオマージュとも言える内容に仕上がっている。監督のサラ・バッソはこのビデオについてこう語っている。

「このビデオを、トラジカリー・ヒップの往年のファンに喜んでもらうのと同時に、若い音楽ファンが、カナダの小さな町出身のバンドが、すべてをひっくり返して世界中で聴かれるようになった歴史的な瞬間と繋がることができるように、彼らの興味をそそるものにしたかったんです」

レベッカ=ジョー・ダンハム=バルチェルは、この楽曲について次のように述べている。

「この曲は、反逆的且つ大胆なトーンを持っているので、それにはエキセントリックな物語が必要だと感じました。30年前を彷彿とさせる、現代的で皮肉なスリラーです。多くのカナダ人と同様に、トラジカリー・ヒップの音楽は、私の人生を決定づける多くの瞬間に、BGMとしてそっと流れていました。この曲は、カナダのサウンドスケープの一部となり、夏の間中、カナダの湖や街で流れているでしょう。彼らの作品に参加できたことはとても特別なことで、この機会に感謝しています」

このビデオには、彼らのファンがトラジカリー・ヒップの物語に触れることができるよう、30個以上の“イースターエッグ”が仕掛けられている。視聴者の皆様には、ここに隠されたバンドの歴史にまつわるさりげないアイテムを見つけ出し、バンドのSNSのコメント欄で共有していただきたい。

この「Ouch」は、1990年に書かれた6つの未発表曲で構成されたトラジカリー・ヒップのニュー・アルバム『Saskadelphia』(Universal Music Canada/UMe)からのファースト・シングルとなる。

2021年5月21日にサプライズ・リリースされた6曲入りのアルバム『Saskadelphia』は、瞬く間にファンや評論家の間で絶賛され、米ビルボードのカナディアン・アルバム・チャートで初登場1位を獲得している。

Written By Will Schube


トラジカリー・ヒップ『Saskadelphia』
2021年5月21日発売
iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music




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