トニー・ベネット、ガガとの新作でギネス世界記録™を達成。史上最高齢で新作アルバムを発売

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10月 9, 2021

管理人

Photo: Lester Cohen / Wire Image

トニー・ベネット（Tony Bennett）とレディー・ガガ（Lady Gaga）が2021年10月1日にリリースした共作アルバム『Love For Sale』で、トニー・ベネットが世界新記録を樹立した。

トニー・ベネットは、95歳と60日という史上最高齢で新作アルバムをリリースしたことが、ギネス世界記録に認定。そのことを伝える映像がYouTubeで公開された。

トニー・ベネットと10年前に出会って以来、60の年齢差を超えた友情をとても大切にしていることを先日メディアに語ったレディー・ガガは、次のようにコメントしていた。

「私は彼と一緒に歌うたびに、彼の心の中にいる“少年”を垣間見ます。2人の魂が一緒に歌うことで、歌がとても自由なものになるんです。そして同時に、彼の全ての知恵を取り入れることができます。彼が人生で得た全ての知恵を。」

グラミー特別功労賞（Lifetime Achievement Award）を含む19のグラミー賞を受賞した70年以上のキャリアを持つアメリカを代表するシンガー、トニー・ベネットは、現役引退を発表したことで、ガガとの新作『Love For Sale』が彼の最後のスタジオ・アルバムとなった。ベネットとガガは2011年にシングル「The Lady Is a Tramp」を初めてレコーディングし、その後、2014年に初のフル・アルバム『Cheek To Cheek』を発表している。

アルツハイマー型認知症と診断されているトニー・ベネットだが、今年8月に95歳という年齢でガガとともに二日間のコンサートを実施。ガガもベネットの家族もショーが成功するか不安視していたが、ベネットはステージに上がり、音が鳴り始めたらスムーズに歌いだし、更に、久しぶりにガガのことを「レディー・ガガ」と名前で呼んだという。ガガは「音楽が流れ始めると、トニーに言葉では説明できない“何か”が起きるんです」とコメントしていた。これのステージで彼はライヴ活動の引退を発表したため現役最後のステージとなった。