ジャクソン5のメンバーでマイケルの兄、ティト・ジャクソンが70歳で逝去。その功績を辿る
ジャクソン5(Jackson 5)のオリジナル・メンバーで、“キング・オブ・ポップ”と称された故マイケル・ジャクソンの兄でもあるティト・ジャクソン(Tito Jackson)が70歳で逝去した。
ティトは、2009年に亡くなったジャッキー、ジャーメイン、マーロン、マイケルら兄弟とともに、ジャクソン5(後にジャクソンズに改名)のメンバーとして活動していた。今月10日、ジャクソンズはコンサートのためミュンヘンを訪れており、これが彼にとって最後の公演となった。
ジャクソン家の長年の友人であり、元マネージャーでもあるスティーヴ・マニングが米TV番組“Entertainment Tonight”に語ったところによると、ティト・ジャクソンは9月16日に亡くなったとのこと。彼の訃報は、1990年代にR&B/ポップ・グループ、3Tとして活動していた彼の3人の息子、タジ、タリル、ティージェイ・ジャクソンのインスタグラムの投稿より伝えられた。
「私たちはショックを受け、悲しみで胸が張り裂けそうです。私たちの父は、すべての人とその幸福を気遣う素晴らしい人でした。彼の死は大変惜しまれるでしょう。私たちにとって“ティト・タイム ”は永遠です。父がいつも説いていたように、“互いに愛し合うこと”を忘れないでください。愛しています、パパ」
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その生涯
1964年に結成されたジャクソン5で、ティトはギタリスト兼バッキング・ヴォーカルを担当。彼らは世界中で1億5千万枚以上のレコードを売り上げ、1980年にハリウッドの殿堂入り、1997年にはロックの殿堂入りを果たした。ジャクソン5は、「ABC」、「The Love You Save」、「I Want You Back 」などの代表曲をはじめ、合計27曲の全米No.1ヒットを送り出した。
ティトはジャクソン家の9人兄妹の次男で、他の兄妹には世界的スターのジャネット・ジャクソンやラトーヤ・ジャクソンがいる。マイケル以外の兄妹は全員健在だ。ジャクソン5(ジャクソンズ)での活動と並行して、2003年からブルース・ミュージシャンとしてのソロ・キャリアもスタートさせたティトは、2016年にシングル「Get It Baby」でヒットを記録し、“Adult R&B Airplay”チャートにソロ作品をランクインさせた最後の兄妹となっている。
元ジャクソン5のドラマー、ジョナサン・モフェットはソーシャルメディアで哀悼の意を表し、次のように述べている。
「今夜、私の心には大きな悲しみがあります。心も魂も兄弟であるティト・ジャクソンが亡くなったことを知りました。衝撃を受け、悲しみに打ちのめされ、言葉を失っています。愛しているよ、ティト。ジャクソン一家全員に心からの愛と祈りを捧げます。みなさんを心から愛しています」
Written By Tim Peacock
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