ザ・フーがロンドン新名所“ミュージック・ウォーク・オブ・フェーム”に名を刻む最初のアーティストに
2019年11月19日、ザ・フーがロンドンのカムデン・タウンに新たに設置された“ミュージック・ウォーク・オブ・フェーム”に埋め込まれる最初のプレートにその名を刻むことが発表された。記念式典では、ソウルIIソウルのジャジー・Bやマッドネスのサグスら含め、ファンや友人達が見守る中、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーがプレゼンターを務めた。ザ・フーはこの快挙に対して下記のように喜びを述べている。
「この“ミュージック・ウォーク・オブ・フェーム”に名前を刻む最初のバンドになれることは大変光栄です。このカムデンは、ロンドンの音楽シーンの繁栄に不可欠な場所であり、ご存知の通り、世界に誇るアートの中心地です。ロンドン市民として、このカムデン・ハイ・ストリートに名前を残せるのは本当に夢のようで、実際に人々がいつでもここに立ち寄り、僕たちに会いに来てくれることを考えると感慨深いです」
“ミュージック・ウォーク・オブ・フェーム”はロンドンに新たに誕生した文化的名所となり、式典ではジャジー・Bが今後拡大されていくこの歩道の道標となる“創設の石”の除幕式を担った。また、これに合わせて、訪問者が創設の石をスキャンして、音楽の文化や歴史などを学ぶことができる“ウォーク・オブ・フェーム”のARアプリが近日配信予定で、このアプリによって、関連アーティストや作品についてより深く学ぶきっかけができそうだ。
また、ザ・フーのプレートが公開されたことを記念して、今週11月22日(金)に“ミュージック・ウォーク・オブ・フェーム”でこのアプリを使ったユーザーは、12月6日に発売が迫るザ・フーのニュー・アルバム『Who』からの新曲「I Don’t Wanna Get Wise」を先行試聴することができる。
最初の2つの石は、ロンドンの音楽の歴史と縁の深い、地下鉄カムデン・タウン駅を出てすぐの人通りの多いブリタニア交差点に設置され、今後もカムデン・ハイ・ストリートから有名なラウンドハウスへと繋がるチョーク・ファーム・ロードまでの歩道に、アーティストやクリエイター、業界の実力者、メディアやテクノロジーを通じて音楽の飛躍的進歩に貢献した人物などに讃えるプレートが埋め込まれていく予定。詳しい情報は“ミュージック・ウォーク・オブ・フェーム”の公式サイトでご覧いただける。
「音楽、ファンの皆様、世界、ロンドン、そしてカムデンにとって素晴らしい1日になりました」と“ミュージック・ウォーク・オブ・フェーム”の設立者で、音楽プロモーターのリー・ベネットは式典で語った。「この“ミュージック・ウォーク・オブ・フェーム”の封切りに、音楽史を代表する偉大なバンドを迎えることができて、非常に喜ばしい限りです」。
Written By Paul Sexton
ザ・フー『WHO』
2019年12月6日発売
CD / iTunes
Track List
All This Music Must Fade
Ball And Chain
I Don’t Wanna Get Wise
Detour
Beads On One String*
Hero Ground Zero
Street Song
I’ll Be Back
Break The News**
Rockin’ In Rage
She Rocked My World
All songs written by Pete Townshend except
*Pete Townshend/Josh Hunsacker **Simon Townshend
Produced by Pete Townshend & D. Sardy
Roger Daltrey vocal production Dave Eringa
Mixed by D. Sardy
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