ザ・キラーズ、新作アルバム『Pressure Machine』が記録となる全英アルバム7作連続1位に
ザ・キラーズ(The Killers)は、2021年8月20日に発売した自身7枚目のアルバム『Pressure Machine』にて7作連続全英アルバムチャート初登場1位を獲得した。英国外のアーティストのスタジオ・アルバムが7週連続初登場1位となるのは史上初の快挙。
ザ・キラーズの全英1位獲得アルバムは以下のとおり。
『Hot Fuss』(2005年)
『Sam’s Town』(2006年)
『Day & Age』(2008年)
『Battle Born』(2012年)
『Wonderful Wonderful』(2017年)
『Imploding The Mirage』(2020年)
『Pressure Machine』(2021年)
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ザ・キラーズの『Pressure Machine』は発売1週間で25,000枚以上のセールスを達成し、そのうち84%がCDやLPといったフィジカルセールス、そのうち5,400枚がレコード盤だった。
アルバムのリリースにあわせて、ザ・キラーズは人気番組ジミー・キンメル・ライブのステージに立ち、最新アルバムからの最新シングル「Runaway Horses」を披露。ゲスト司会者のサラ・シルバーマンに紹介されたザ・キラーズは、写真立てやトロフィーに囲まれた雑然とした雰囲気の中、「Runaway Horses」の演奏を開始。曲の間中、バンドは暖かい照明に照らされ、散りばめられたティール色の色彩に包まれていた。
アルバムに収録されている「Runaway Horses」は、シンガー・ソングライターのフィービー・ブリッジスとのコラボレーション曲だが、ジミー・キンメル・ライブでのパフォーマンスでは、彼女の代わりに、ザ・キラーズのツアーバンドメンバーであるエリカ・カナレスがデュエットを披露している。
11曲入りの最新アルバムの中での唯一のコラボレーション曲である「Runaway Horses」にフィービー・ブリッジスを起用したことについて、フロントマンのブランドン・フラワーズはNMEの取材に答えて次のように語っている。
「彼女にはちょっとした西部劇のような要素、ロデオ・ピープルの血が流れている。彼女は、この曲に欠かせない悲しみをもたらしてくれましたが、それは同時に彼女自身にも備わっている。完璧な組み合わせでした」
ブランドンは、2017年に大学の公共ラジオ局でフィービー・ブリッジスのシングル「Funeral」を聞いたのが、彼女の曲を初めてきいた瞬間だった。インタビューの中でフラワーズは、この時のことをこう振り返っている。
「“これはフィービー・ブリジャーズに違いない”と思ったんです。みんなが彼女について書いていたことを見ていて、それでわかったんです。とても美しかった」
Written By Will Schube
ザ・キラーズ『Pressure Machine』
2021年8月13日発売
CD / iTunes/ Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
ザ・キラーズ『Imploding The Mirage』
2020年8月13日発売
CD / iTunes/ Apple Music / Spotify
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