第二子妊娠をMVで発表したテヤナ・テイラー、新作アルバム『The Album』を6月19日に発売
テヤナ・テイラー(Teyana Taylor)が、2020年6月19日に自身3枚目のアルバム『The Album』をグッド・ミュージック/デフ・ジャム・レコーディングスからリリースすることを発表した。このニュー・アルバムには、スペシャル・ゲストとしてリック・ロス、エリカ・バドゥ、クエヴォ、ミッシー・エリオット、フューチャー、ビッグ・ショーンらが参加している。今回の新作リリースの発表は、テヤナ・テイラーの第二子妊娠という、もう一つの特別なニュースの発表直後に行われた。
先週6月12日、彼女は自身が監督を務め、彼女の夫で、NBA選手のイマン・シャンパートと娘のジュニーが出演する新曲「Wake Up Love」のミュージック・ビデオの最後に自身の妊娠を明らかにしている。彼女が監督として手掛ける生き生きしたビデオ作品の数々は、近年ますます評価を高め、2020年のBETアワードでは“最優秀監督賞”にノミネートされている。
ピッチフォークによって“この夏最も待ち望まれているアルバム”に選ばれたテヤナ・テイラーのニュー・アルバム『The Album』には、今年生まれた新たな卒業ソングで、NPR誌が、“2020年の卒業生に捧げる、隔離生活を耐え抜いた勝利のアンセム”と評した「Made It」や、ジャネット・ジャクソンが認めたヴァイラル・ヒット「Bare Wit Me」、カニエ・ウェストがプロデュースした「We Got Love」、そしてキング・コムズをフィーチャーした「How You Want It? (HYWI?)」などが収録されている。
2018年に発表したセカンド・アルバム『KTSE』以降、ビデオ・ディレクターとしての成功から、自身の制作会社“The Aunties”への継続的な投資、女優やモデルとしてのキャリア、そしてケラーニとの「Morning」をはじめ、自身が監督を務めた一連の才気に溢れるシングルやビデオの発表に至るまで、近年のテイアナ・テイラーへの期待はますます高まるばかりで、ニュー・アルバム『The Album』は、まさに彼女を次のレベルへと押し上げようとしている。
テヤナ・テイラーの最新アルバム『The Album』は、2018年6月、カニエ・ウェストがワイオミング州ジャクソンホール滞在中にプロデュースを手掛けたグッド・ミュージック/デフ・ジャム・レコーディングスからの5作品のうちのひとつで、彼女のセカンド・アルバム『K.T.S.E.』の待望の続編となる。
前作アルバム『K.T.S.E.(Keep That Same Energyの頭文字をとったもの)』が巻き起こした18週間に及ぶ成功の連鎖反応は、同年夏の R&BチャートでTOP10入りを果たした「Gonna Love Me」の大ヒットに始まった。ジミー・ファロンが司会を務める“The Tonight Show Starring Jimmy Fallon”では、「Gonna Love Me」を同アルバムに収録の「Rose In Harlem」とのメドレーで披露し、ウータン・クランのゴーストフェイス・キラー、メソッド・マン、レイククォンをフィーチャーした「Gonna Love Me」のリミックスは、テイアナ・テイラー自身が監督を務めたミュージック・ビデオと共にヒップホップの聴衆を魅了している。
Written By Tim Peacock
テヤナ・テイラー「The Album」
2020年6月19日配信
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