テンプテーションズ、60周年を記念した新作アルバムからスモーキー・ロビンソンが参加した新曲公開
モータウンを代表するグループであり、グラミー賞アーティスト、そして“ソウルの皇帝”との異名を持つテンプテーションズ(The Temptations)の60周年を記念した1年間に及ぶキャンペーンが行われており、その一環として発売されるアルバム『Temptations 60』からの先行シングル「Is It Gonna Be Yes Or No」が公開された。
この新曲は、スモーキー・ロビンソンが作曲とプロデュース、そしてヴォーカルとしても参加したもので、彼らとの記念すべき再会を歌っている。
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テンプテーションズの伝統的なスタイルである豊かなハーモニーで始まる「Is It Gonna Be Yes Or No」は、現存する唯一オリジナルメンバーであるオーティス・”ビッグダディ”・ウィリアムスのおなじみの温かいバリトンで始まり、その後、同じように紛れもない存在であるスモーキー・ロビンソンが登場する。
この2組の絆は、テンプテーションズの初期の楽曲や1963年のシングル「I Want A Love I Can See」の共同作曲者兼プロデューサーとしても知られている。スモーキーはその後、テンプテーションズが世界的な成功を収める上で大きな役割を果たし、「The Way You Do the Things You Do」「My Girl」「Since I Lost My Baby」「Get Ready」「It’s Growing」などの忘れられないヒット曲の作曲とプロデュースを担当した。今回の新曲「Is It Gonna Be Yes Or No」ではスモーキーはテンプテーションズと一緒に歌唱を披露しているが、この二組が一緒にリードを歌うのは、1989年に発売されたコンピレーションアルバム『Motown Christmas Album – Christmas Cheers From Motown』収録曲「The Christmas Song」でのタイトル曲で共演して以来、2回目となる。
新曲は、オーティス・”ビッグダディ”・ウィリアムスがエグゼクティブ・プロデューサーを務める新作アルバム『Temptations 60』からの先行楽曲となる。新曲のプロデューサーであるスモーキー・ロビンソンは、キーボードのデイブ・ガーフィールド、ライオネル・リッチーやバート・バカラックなどとの共演で知られるベーシストのフレディ・ワシントン、アヴェレイジ・ホワイト・バンド、トム・ペティ・アンド・ザ・ハートブレイカーズ、ジョージ・ハリスンなどで知られるドラマーのスティーブ・フェローンなど、スタジオの名手たちを集めてレコーディングを行った。
オーティス・”ビッグダディ”・ウィリアムスはスモーキー・ロビンソンについてこう語る。
「また一緒に活動できるのは素晴らしいことです。テンプテーションズがスモーキーと初めて出会ったとき、私たちは10代のデトロイトにいる黒人青年でした。モータウンでの私たちのパートナーシップが、史上最高のヒット曲の一つである“My Girl”を生み出すことになるなんて、当時は思いもしませんでした。そして、私たちの成功はそれだけにとどまりませんでした。チャートに何度もヒット曲を飛ばし、やがて私たちの音楽は世界中で聴かれるようになりました。あれから60年の時が経ち、私が今年80歳になる今、スモークと私はぐるっと一周したんです。スタジオに戻って、また同じことをする機会があるとは想像もしていませんでした」
スモーキー・ロビンソンはこう語る。
「オーティスが私に電話をかけてきて、“新しいアルバムを作るから一曲やってくれないかな”と言ってきたとき、再び一緒に仕事をすることにワクワクしました。彼らのために新曲を書くことになりましたが、久しぶりなのでとても嬉しかったですね。スタジオに行くと、オーティスが“この曲で一緒に歌ってほしい”と言ってきたので、“ああ、いいよ、この曲はとても楽しみだから、ぜひやろう!”と答えました。彼らと一緒に仕事をするのは素晴らしいことですから」
グループの60周年を記念する活動としては、2022年に向けて50都市での全米ツアーを継続し、さらに世界各地での日程を発表するほか、リック・ジェームズとの「Standing on the Top」やNo.1ヒット曲「Stay」などのミュージックビデオのリマスター、新しいコンテンツシリーズ、そして10月16日にニューヨークのインペリアル劇場にてトニー賞受賞のブロードウェイミュージカル「Ain’t Too Proud: The Life and Times of the Temptations」が再演される。
今年10月30日に80歳を迎えるウィリアムズは、最近、高く評価されている自叙伝『Temptations』が、自身の新たな紹介文とともに、初めてオーディオブック版として発売されている。
Written By Paul Sexton
テンプテーションズ「Is It Gonna Be Yes Or No feat. Smokey Robinson」
2021年9月24日配信
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