テンプテーションズ創設メンバー、オーティス・ウィリアムスがモータウンの聖地で当時を振り返る

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Otis Williams - Photo: Monica Morgan/Getty Images

テンプテーションズ(The Temptations)の共同創設メンバーであるオーティス・ウィリアムス(Otis Williams)が、米時間8月29日、朝の情報番組『CBSモーニングス』内の“モーニング・ミックステープ・シリーズ”の特集コーナーに出演した。

ポップスの歴史において最もアイコニックな楽曲の歴史を掘り下げるこの日の同コーナーでは、テンプテーションズの不朽の名曲「My Girl」が取り上げられ、司会のゲイル・キングがデトロイトのモータウン歴史博物館のスタジオAを訪れ、“ビッグ・ダディ”の愛称で親しまれる彼と対面した。

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彼は、スタジオAについてこう語った。

「このスタジオはとても特別なんだ。デトロイトに来るたびに、モータウンに立ち寄らなければならない。ゴーストたちがまだここにいるのだろうか」

また、彼はモータウンの60年に及ぶ歴史に名を残したかつての仲間達をしばしば単語で呼んでいたと説明し(デニス・エドワーズは“パワー”、エディ・ケンドリックスは“スイートネス”、デヴィッド・ラフィンは“ショーマン”)、当時のテンプテーションズが耐え抜かなければならなかった挑戦と変化についても次のように語っている。

「テンプテーションズという名前は、喜びだけでなく、やってはいけないことへの誘惑という意味合いも含んでいて、実際、私のグループに起こっていたんだ。私は自分のことをグループのヘンリー・キッシンジャー(かつてのアメリカ国家安全保障問題担当大統領補佐官、国務長官)と呼んでいるよ。ポール(・ウィリアムス)とエディ(・ケンドリックス)、メルヴィン(・フランクリン)とエディ、デヴィッド(・ラフィン)とエディの間を取り持っていたからね」

今回の特集では、オーティス・ウィリアムスが、モータウン歴史博物館のホールをゲイル・キングと歩き、彼らの昔の写真を眺めながら当時を振り返っている他、彼らの物語に基づいた大ヒット・ミュージカル『Ain’t Too Proud – The Life and Times of The Temptations』のオーディションの参加者たちを驚かせるシーンや、8月28日にデトロイト・オペラ・ハウスで開幕した同ミュージカルの初演の舞台に彼が登場した時の映像なども放送された。

現代版テンプテーションズのメンバーは、今月29日にミネソタ・ステート・フェア公演を終え、9月11日まで全米ツアーを敢行中だ。9月末には大西洋を渡り、10月11日のO2アリーナ公演を含む、フォー・トップスとのダブル・ヘッドラインツアーで、忠実なイギリスのファンたちと再会を果たし、その後はヨーロッパ・ツアーが10月31日のハンブルグ公演まで続く予定となっている。

Written By Paul Sexton



テンプテーションズ『Emperors of Soul: The Rarities』
2021年10月29日配信
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テンプテーションズ『TEMPTATIONS 60』
2022年1月28日配信
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