テンプテーションズ、結成60周年を記念した大規模なUS&UKツアーを発表
ソウル・グループの草分け、テンプテーションズが、グループの結成60周年を記念して全米とイギリス各地を巡る大規模なツアーを敢行することを発表した。現時点での全ツアー日程はグループのオフィシャルサイトでご覧いただける。2020年1月26日にフロリダ州デイトナのピーボディ・オーディトリアムで開幕した全米ツアーは、今年7月末まで続き、10月からはUKツアーをスタートする予定となっている。
2017年に米ビルボードによって、史上最も偉大なR&B/ヒップホップ・アーティスト1位に選出されていたテンプテーションズは、翌2018年には広く絶賛された8年振りの最新スタジオ・アルバム『All The Time』をリリース。今回の最新ツアーのステージでは、ソウル・ミュージックの歴史を語る上で欠かすことのできない、「My Girl」「Get Ready」「Ain’t Too Proud to Beg」「Beauty Is Only Skin Deep」「I Wish It Would Rain」といったグループの無数のヒット曲で観客を楽しませてくれそうだ。
現代版テンプテーションズは、唯一存命のオリジナル・メンバーで、78歳になった今も変わらず精力的に活動を続けるオーティス・ウィリアムスに加え、37年間リード・ヴォーカリストを務めるロン・タイソン、グループ歴23年になるテリー・ウィークス、そして加入4年目のバス担当、ウィリー・グリーンで構成されている。
今後テンプテーションズは、3月から6月にかけて全米各地を広く廻り、10月29日からは予てより発表されていたザ・フォー・トップスとのUKツアーをスタートさせる。現在のザ・フォー・トップスのメンバーは、こちらも存命する唯一の創設メンバーであるアブドゥル・ファキールに加え、ロニー・マクネア、ローレンス・ペイトン・ジュニア(オリジナル・メンバー、ローレンス・ペイトンの息子)、そしてジョセフ・アレックス・モリスとなっている。
今年迎えるテンプテーションズ結成60周年を経て、2021年のクリスマス・シーズンには、デトロイトのストリートからロックの殿堂入りを果たしたグループの道のりを描いた大ヒット・ブロードウェイ・ミュージカル『Ain’t Too Proud』がワシントンD.C.のジョン・F・ケネディ・センターで再演される予定だ。同公演は、2019年2月のブロードウェイ、インペリアル劇場での公開に先立って、2018年に、同会場を含む数カ所で先行上演されていた。2019年5月、同公演の全米ツアーが、2020年7月のロードアイランド州プロビデンスのプロビデンス・パフォーミング・アーツセンター公演を皮切りにスタートすることが発表されていた。
Written By Paul Sexton
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