テデスキ・トラックス・バンド、デレク・アンド・ザ・ドミノス『いとしのレイラ』完全再現ライヴ盤を発売

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Photo By Jay Blakesberg

テデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band)が、デレク・アンド・ザ・ドミノスの代表作なアルバム『Layla and Other Assorted Love Songs(いとしのレイラ)』を、スペシャル・ゲストのトレイ・アナスタシオと共に全曲演奏したライヴ作品『Layla Revisited (Live At LOCKN’)』を2021年7月16日にリリースすることを発表した。

本作は2019年8月24日にバージニア州アーリントンで開催されたLOCKN’ Festivalでライヴ収録されたもので、アルバムには、デレク・トラックス、スーザン・テデスキに加え、フィッシュのトレイ・アナスタシオ、さらにバンドと頻繁にコラボレートしているドイル・ブラムホール2世らも参加。

アルバムに先駆けて先行リリースされた「Why Does Love Got To Be So Sad?(恋は悲しきもの)」は、デレク・トラックスとトレイ・アナスタシオの同時進行ソロでクライマックスを迎えている。音源に合わせてライヴ映像も公開となった。

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この日、LOCKN’に来場していたファンにとって、彼らが名作『Layla and Other Assorted Love Songs』を演奏することは全くのサプライズだった。「テデスキ・トラックス・バンド・フィーチャリング・トレイ・アナスタシオ」というタイトルだけが発表されており、彼らが事前にリハーサルを重ねて企画した楽曲については一切触れられていなかったのだ。

しかし、テデスキ・トラックス・バンドとアルバムのつながりは、彼らの存在を深く物語っている。エリック・クラプトンとデュアン・オールマンという20世紀を代表する2人のギタリストを迎えて制作されたロック名盤『Layla and Other Assorted Love Songs』は、偶然にもスーザン・テデスキの誕生日である1970年11月9日に発売された。その後、このアルバムの大ファンだったトラックス夫妻は、息子にデレクと名付けることになった。

その後、成長したデレク・トラックスはオールマン・ブラザーズ・バンドのメンバーとして15年間活動し(デレクはオリジナル・メンバーのブッチ・トラックすの甥でもある)、そしてクラプトンのツアーにも参加していた。このように、音楽とプレイヤーの間には深いつながりがあり、このアルバムには運命的なものを感じざるを得ない。

デレク・トラックスは名盤『Layla』について次のように語ってる。

「私がギターを弾き始めた頃には、デュアン・オールマンのスライド・サウンドに夢中になっていました。“Layla”での彼のプレイは、今でも私にとって最高の思い出の一つです。その精神、喜び、無謀さ、そして必然性。私の父は、私と弟が寝るときにそのレコードをかけてくれて、私のDNAに深く刻み込んでくれたのです」

テデスキ・トラックス・バンドは、「I Looked Away」や「Bell Bottom Blues」からアルバムの象徴的なタイトル曲まで、愛されてきた名曲を活性化させ、創意工夫を凝らしてファンに提供している。

LOCKN’ Festivalでのライヴでは、バンドは「Layla」で締めくくったが、観客に余韻を楽しんでもらうようウォークアウト・ミュージックとして、アルバムのクロージング曲「Thorn Tree In The Garden(庭の木)」のオリジナル・ヴァージョンをPAシステムで流すことにした。そして本アルバムの最後には、デレクとスーザンがデュオで「Thorn Tree In The Garden」のスタジオ・バージョンが収録されている(※日本盤にはさらにボーナス・トラックが1曲収録されている)。

また、テデスキ・トラックス・バンドは、ライブ音楽ストリーミングサービスであるnugs.netのシリーズである「The Fireside Sessions」の趣旨に触発され、Fireside LIVEツアーの一環として、定員制のライヴを行う準備を進めている。テデスキ・トラックス・バンドにとっては、2020年2月以来の本格的なライヴとなるが、夏の恒例ツアー「Wheels of Soul」が来年(2022年)に延期されたことを受けたものだ。会場は、小規模または縮小された屋外の円形劇場、ドライヴイン、ポッドセットなどが混在する予定で、いずれも新型コロナウイルス対策を行っており、ファン、スタッフ、バンド、クルーの安全を確保するための対策が講じられる。このツアーは6月11日フロリダ州ジャクソンビルの円形劇場デイリーズ・プレイスを皮切りに7月末のコロラド州レッド・ロック野外劇場まで全30公演を予定している。



テデスキ・トラックス・バンド
『Layla Revisited (Live at LOCKN’) featuring Trey Anastasio』

2021年7月16日発売
CD / iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music

[収録曲]
CD1
1. I Looked Away
2. Bell Bottom Blues
3. Keep On Growing
4. Nobody Knows You When You’re Down and Out
5. I Am Yours
6. Anyday

CD2
1. Key to the Highway
2. Tell the Truth
3. Why Does Love Got to Be So Sad?
4. Have You Ever Loved a Woman
5. Little Wing
6. It’s Too Late
7. Layla
8. Thorn Tree in the Garden
9. I Am Yours (Rehearsal) *日本版ボーナストラック

【パーソネル】
スーザン・テデスキ (g, vo)
デレク・トラックス (g)
トレイ・アナスタシオ (g, vo)
ドイル・ブラムホール2世 (g, vo)
タイラー・グリーンウェル (ds)
J.J. ジョンソン (ds)
ゲイブ・ディクソン (key, vo)
ブランドン・ブーン (b)
マイク・マティソン(vo)
マーク・リヴァース(vo)
アリシア・シャコール(vo)
ケビ・ウィリアムズ(sax)
エフライム・オーウェンズ(tp)
エリザベス・レア(tb)




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