テイラー・スウィフト、ボーナス・トラック2曲を追加収録した『evermore』デラックス版を配信
テイラー・スウィフト(Taylor Swift)が、昨年12月にサプライズで発売したアルバム『evermore』のデラックス・エディションを各種ストリーミング・サービスでリリースした。今作には、新たに「right where you left me」と「it’s time to go」という2曲のボーナス・トラックが収録されている。
アルバム『folklore』の続編作としてリリースされた『evermore』は、前作と同じく、ザ・ナショナルのアーロン・デスナーとジャック・アントノフがプロデュースを手掛け、Bon Iverのジャスティン・ヴァーノンがゲスト・ヴォーカルで参加している。YouTubeで公開されたばかりの新曲「right where you left me」と「it’s time to go」のリリック・ビデオは下記よりご覧いただける。
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リリースされるやいなや多くの絶賛レビューが飛び交う中、『evermore』の“実験性や魅力、音楽的な色合い”を5つ星で称賛したNMEは、「今年2作目のサプライズ・アルバムで、テイラー・スウィフトはインディーズ改革の限界を押し広げ、“1989”時代の光沢を少しばかり加えた希望の光を生み出している」と評している。
アメリカでは、音楽評論家のミカエル・ウッドが LAタイムズ紙に次のようなレビューを寄せている。
「一流アーティストたちの中でも、テイラー・スウィフトほど自宅で過ごすことを余儀なくされた時間を有効活用したアーティストがいただろうか?このアルバムには素晴らしい曲がいくつも収録されているが、愛する妻がもはや夫に興味を示さなくなってしまった壊滅的な顛末について歌った‘tolerate it’、有名人と恋愛関係になることの苦悩を歌った‘gold rush’、そして婚約の申し出を断られても尚、どちらも悪者にならずに済むほどの感情移入について説明する‘champagne problems’が特に印象的である」
アルバム『evermore』について、“人々を心を虜にする”と予告していたUSAトゥデイは、「2006年のデビュー以来、彼女の音楽を定義してきた率直な自伝からはさらに離れ、ソングライターとしてのテイラー・スウィフトの強みを結晶化させた姉妹アルバム」と評している。
テイラー自身によるライナーノートによると、17曲の収録トラックの多くは、“自らの人生を鏡に映し出した、もしくはそれと交差する”物語であり、殺人や陰謀、痛烈なロマンスに満ちている、と彼女は説明する。Varietyの編集者であるクリス・ウィルマンは、同アルバムをテイラー・スウィフトによる“2020年の2作目の素晴らしいアルバム”と総括した。
テイラー・スウィフトにとって6作目の全英No.1アルバムとなった『evermore』は、昨年12月に全英チャート記録を更新し、故・デヴィッド・ボウイ以来、同年に2つの異なるアルバムで1位を獲得した初のアーティストとなった。
Written By Tim Peacock
- テイラー・スウィフト アーティストページ
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テイラー・スウィフト『evermore』
2020年12月11日発売
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