テイラー・スウィフト最新作『Midnights』の記録的成功を振り返る
テイラー・スウィフト(Taylor Swift)が、2022年10月21日に発売した10枚目のスタジオアルバム『Midnights』で、2022年の記録を伸ばしている。
『Midnights』は、発売から8週間にしてアメリカだけで300万枚以上のアルバム売上を達成し、全世界では600万枚以上に到達。また、発売週にアメリカで100万枚を超えるアルバムを5枚リリースした史上唯一のアーティストとして音楽史にその名を刻みこんだ。新作『Midnights』は、発売週に約160万枚を売り上げた。
また『Midnights』は、2015年以来、100万枚以上のアルバムをフィジカルで販売した最初のアルバムとなった。
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業界からの賛辞
テイラーが所属するユニバーサル ミュージック グループ会長兼CEOのルシアン・グレンジは、彼女の功績について以下のように語っていた。
「テイラーは多次元的な創造力を持ち、その業績は音楽史上最も優れたアーティストに位置づけられ、彼女のキャリアの多くの側面でパートナーとなれることに感激し光栄に思います」
他にもリパブリック・レコードの創設者兼最高経営責任者であるモンテ・リップマンは、「テイラーのこの1年の功績は、本当に素晴らしいものでした!」とコメントを寄せている。
『Midnights』は20以上の歴史的な記録を打ち立て、これらの業績は、世代を代表する完璧なアーティスト、そしてストーリーテラーとしてのテイラーの力量をさらに保障するものだ。
今までにグラミー賞を11回受賞しているテイラーは、最新作『Midnights』が彼女のキャリアで最も速く売れたアルバムとなり、全米シングルチャートでトップ10を独占した史上初のアーティストとなるなど、世界中でストリーミング、フィジカル、アナログ・レコードの販売記録を更新した。テイラー・スウィフトの音楽の総ストリーミング数は366億回、2022年までのアルバム販売枚数は2240万枚を記録している。
様々なノミネート
同世代で最も影響力のあるアーティストの一人として世界的に評価されているテイラーは、パフォーマー、ソングライター、ディレクターとしての今年の仕事も評価されている。年間を通じて、アメリカン・ミュージック・アワードでアーティスト・オブ・ザ・イヤーを含む6部門を受賞し、同賞で史上最も受賞数の多いアーティストとなった。
また、テイラーは、グラミー賞の4部門(最優秀楽曲賞、最優秀カントリーソング、最優秀ミュージックビデオ、最優秀映像音楽賞)にもノミネートされており、映画『ザリガニの鳴くところ』のサウンドトラックに提供した「Carolina」は、ゴールデングローブ賞、放送映画批評家協会賞、ハリウッド批評家協会賞、そして2023年のアカデミー賞の最優秀オリジナル楽曲賞のノミネート候補に挙がっている。
Written By Tim Peacock
テイラー・スウィフト『Midnights』
2022年10月21日発売
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