テイラー・スウィフト「The Man」のMVで男性に変身。ザ・ロックがその声を担当
テイラー・スウィフトが昨年8月に発売した最新アルバム『Lover』に収録された「The Man」のミュージック・ビデオを公開した。「The Man」は、“もし自分が男だったら”という視点で書かれている曲で、男性優位の社会へのテイラー流のメッセージが込められている。(*楽曲の歌詞・対訳はこちら)
ミュージック・ビデオでは、男性が行った場合と女性が行った場合の受け取られ方が異なる行為が映し出される。
部下に横柄な態度をとる男性、大きく足を開いて電車の席に座る男性、立ちションする男性、ちょっと子供の世話をするだけで称賛される男性、テニスの試合でラケット壊して異議をとなえる男性など。いずれも女性が行った場合には全く別の受け取られ方をする行為を提示して、男性が優位な社会への問題提起を行っている。
最後のシーンでは、実際の撮影等でありがちな男性監督と女性演技者のやりとりをテイラーが女性監督を演じることで、逆の立場になった場合の違和感も表している。
男性:「最後のシーンは、あんな感じでよかったですか?」
女性(テイラー):「とても良かったよ。次はもっとセクシーにできる? もっとみんなに好かれる感じで」
男性:「はい、わかりました」(撮影に戻る男性)
女性(テイラー):「ローレン(女性)、あなたは素晴らしいね、驚くほどに」
そして、最後にはその男性もテイラー・スウィフト自身が特殊メイクを施して演じていたことや、男性の声は、ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンが担当していることが明かされる。そのドウェインはTwitterにて以下のようにコメントしていている。
ビデオの公開おめでとう!「The Man」の声優ができて嬉しいよ! この素晴らしい男女の変換でのもっと重要なことは、女性の平等について、人々に親切で善良であることの重要性に関する素晴らしいメッセージになっているということだ。次は、デュエットをしよう!君がギターをもって、俺はテキーラをもってくるよ!
「The Man」は、昨年リリースされた全米1位獲得の最新アルバム『Lover』からの最新シングルで、この『Lover』を携えたツアーは6月のヨーロッパ公演からスタート、その中には今年50周年を迎えるグラストンベリーへのヘッドライナーでの出演も含まれる。
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