フー・ファイターズを支えたドラマー、テイラー・ホーキンスが50歳で逝去
ロック・バンド、フー・ファイターズ(Foo Fighters)のドラマーとして長年活躍したテイラー・ホーキンス(Taylor Hawkins)が50歳で逝去したと、2022年3月26日にバンドの公式声明にて発表された。
「フー・ファイターズ・ファミリーは、最愛のテイラー・ホーキンスの悲劇的で早すぎる喪失に打ちのめされています。彼の音楽的な精神とうつりやすい笑いは永遠に私たちのすべてで生き続けるでしょう。私たちは彼の妻、子供たち、そして家族に心を寄せており、この想像を絶するほど困難な時期に彼らのプライバシーを最大限に尊重して扱うようお願いします」
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1972年にテキサス州フォートワースで生まれたテイラー・ホーキンスは、幼少期に南カリフォルニアに移住し、クイーンのロジャー・テイラー、フィル・コリンズ、ラッシュのニール・パート、スーシー・アンド・ザ・バンシーズのバギーといったドラマーに憧れながら成長した。
フー・ファイターズに参加する前、ホーキンスはサス・ジョーダンのドラムを担当し、アラニス・モリセットの『Jagged Little Pill』のツアーに参加。1997年にフー・ファイターズに加入し、1999年のサード・アルバム『There is Nothing Left to Lose』に初めて参加した。
テイラー・ホーキンスは、フー・ファイターズにてグラミー賞とブリット・アワードを何度も受賞し、その他にも数え切れないほどの栄誉を手にした。昨年、フー・ファイターズのメンバーとして、ポール・マッカートニーによってロックの殿堂入りを果たした。
テイラーが亡くなった時、南米コロンビアの首都ボゴタにいたバンドは、今年4月3日に行われる第64回グラミー賞に出演する予定だった。
Written By uDiscover Team
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