スティーヴン・タイラーがバンクーバーのチャリティー・コンサートでライヴに復帰
未公表の病の治療を経て、スティーヴン・タイラーがライヴ・パフォーマンスに復帰した。エアロスミスのフロントマンは、週末にバンクーバーで開催されたデヴィッド・フォスター財団のチャリティ・コンサートに出演し、バンドの名曲「Cryin」、「I Don’t Want to Miss a Thing」と「Dream On」の3曲を披露した。イベントにはオプラ・ウィンフリーやカーリー・レイ・ジェプセンなどの著名人が参加した。
スティーヴン・タイラーは“すぐに治療を要する”として、エアロスミスの南米ツアーのブラジル、チリ、アルゼンチン、メキシコにおける最後の4公演の中止を強いられた。69歳のロック・レジェンドは、それ以来未公表の予期せぬ医療的な問題からの回復に専念した。
9月26日にツイッターで、この病は命に関わることではないこと、しかし今後のパフォーマンスを維持するためにはすぐに治療を受ける必要があることを伝え、ファンを安心させた。
「どうか心配しないで欲しい」と声明は続く、「命に関わる状況ではないけれど、今後のパフォーマンスを持続し、維持するためには、すぐに治療を受けて療養しなければならない。必ず戻ると約束するよ。残念ながら病気は待ってくれないし、さすがに俺もツアーに合わせて予定できるわけではないからね。よく言うように‘人間は計画を練る、そして神は笑う’だね。みんな愛してるよ、またすぐに戻ってくる」。
その後のプレス声明文では「ツアーを早く切り上げたのは心が裂ける想いだ」と説明。「バンドも今まででベストな演奏をしていた。ロック・イン・リオで盛り上がる10万人を見てくれればわかるさ。皆さんのクリエイティヴな推測にはA+をあげるよ、でも心臓麻痺でも発作でもない(ジョー・ペリーがぶっ飛んだリードをしていたら別だけど)。ツアーを切り上げて申し訳ない、でもアメリカにいる主治医にしかできない施術を受けなければならなかったんだ」。
現時点では、エアロスミスが南米ツアーを再調整しているというような情報はないが、バンクーバーで行われたデヴィッド・フォスター財団のライヴでは、スティーヴン・タイラーはいつもの調子に復活したように見えた。デヴィッド・フォスター財団は、臓器移植を必要としている子供とその家族のためにすでに1,000万ドル以上の募金を集めている。
Written by Tim Peacock