サウンドガーデンのフロントマン、クリス・コーネルが52歳で逝去

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Photo: Jason Merritt/Getty Images

今日での類まれなる才能の持ち主の一人、クリス・コーネルが52才で亡くなり、ロックの世界はその突然の死を嘆いている。彼の死は突然で全く予期されなかったと、5月18日に出された公式発表には記されている。彼の家族は、ファンの愛とその忠誠心の継続について感謝し、死の原因を特定するために医師と緊密に協力しながらもプライバシーを守るよう求めている。

5月17日、クリス・コーネルは亡くなる前にデトロイトのフォックス・シアターでパフォーマンスを行ったところだった。本人はその日に、「ロック・シティにとうとう戻ってきた!」とツイートしている。そのライブは、彼が始めたロック・バンド、サウンドガーデンのツアーの一部で、バンドにとって活動のリニューアルの一つであると思われたものだった。

クリス・コーネルが最初に知られることになったバンド、サウンドガーデンは1984年に結成された。バンドはシアトルのグランジ・シーンから生まれ、地球上で最大のバンドの一つまでになった。サウンドガーデンは80年代後半から90年代前半のうちに、特にアルバム『Badmotorfinger』や『Superunknown』といた作品でグランジというジャンルを、メインストリームに押し上げたのだ。

1989年初頭、サウンドガーデンのデビューアルバム『Ultramega OK』がUKで発売された頃、コーネルはバンドをよりハードロックなサウンドへのアプローチを説明している。「メタルの伝統をまねるというわけじゃない、時々何かそういうものを面白半分にやるかもしれないけどね。俺たちがプレイする楽曲は、俺たちが好きな曲だ。何かをからかったり、何かを利用する計画ためにすることはない」。

彼はその後に、オーディオスレイヴ、テンプル・オブ・ザ・ドッグを結成、そして彼の世代で最も愛されるシンガーの人になっていく。コーネルは、数々のスタイルを探究しソロのキャリアでも成功をつかんだ。さらにはジェームズ・ボンドのテーマを歌う最初の男性ソロシンガーにも選ばれ、2006年公開映画『007 カジノ・ロワイヤル』の主題歌「You know my name」の作詞、作曲、歌唱を担当した。

彼の悲しい死は、テンプル・オブ・ザ・ドッグの再結成ツアーやサウンドガーデンが新曲をレコーディングしていたと言われていた時期からたった数ヶ月後の出来事だった。ツイッターで、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが世界のファンからの溢れ出す感情を捉えた言葉をツイッターに残している。「信じられないほどの才能、信じられないほど若く、信じられないほど寂しい」。



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