豪華バンドのメンバーがスレイヤーをカヴァー。ダサセーター/サンタ帽/人形が登場する映像も公開
ヘイケン(Haken)、ドリーム・シアター(Dream Theater)、プロテスト・ザ・ヒーロー(Protest The Hero)、クレイドル・オブ・フィルス(Cradle Of Filth)、そしてインヒューマン・コンディション(Inhuman Condition)のメンバーらによる、スレイヤー(Slayer)の「Seasons In The Abyss」のクリスマス・ヴァージョンのカヴァー「Seasons Greetings In The Abyss」が公開された。
<関連記事>
・スレイヤーの20曲:最も邪悪なスラッシュ・メタル四天王
・『Reign In Blood』と対比されるスレイヤーの名盤『South Of Heaven』
「Seasons Greetings In The Abyss」は、スレイヤーによるオリジナル版「Seasons In The Abyss」に、アーティストでイラストレーターでもあるダン・ゴールズワージーとヘイケンのチャーリー・グリフィスが共作した歌詞とギター演奏を融合させたクリスマス・ソングだ。
プロテスト・ザ・ヒーローのロディ・エンジェルがヴォーカルを、ヘイケンのドラマー、レイモンド・ハーンがチューバを担当している他、クレイドル・オブ・フィルスのダニエル・フィルスとインヒューマン・コンディションのドラマー、ジェラミー・クリングらも参加し、スペシャルゲストとしてドリーム・シアターのジョーダン・ルーデスがキーボード・ソロを披露している。
チャーリー・グリフィスはこのコラボ曲について次のように語っている。
「この曲にクリスマスの陽気さを吹き込んだら、予想以上にうまくいきました。(スレイヤーのギタリストである)ジェフ・ハンネマンはクリスマスが大好きだったらしいので、僕らのトリビュートを彼に気に入ってもらえたら嬉しいですし、パンデミックの混沌にあるこの不確かなクリスマスに、音楽の楽しさを広げる手助けができればと思っています。参加してくれたみんな、ミキシングを担当してくれたスコット・アトキンスに感謝します。スレイヤーの全メンバーに永遠の感謝を、そして皆さんにメリー・クリスマスをお祈りしてます」
スレイヤーは、2019年末に“フェアウェル・ツアー・ツアーの最終日程を終え、現在は活動を休止。同ツアーの予告編映像には、スレイヤー・ファンを公言する俳優のジェシカ・ピメンテルとダニー・トレホが出演していた。Netflixオリジナル・シリーズ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」のマリア・ルイス役でよく知られているジェシカ・ピメンテルは、ヘヴィメタル・バンド、アレヒンズ・ガンのリードシンガーで、ブルヘリアのバックヴォーカルも務めている。
Written By Will Schube
- スレイヤーの20曲:最も邪悪なスラッシュ・メタル四天王
- 『Reign In Blood』と対比されるスレイヤーの名盤『South Of Heaven』
- 史上最高のへヴィ・メタルのデビュー・アルバムTOP23
- 史上最高のメタル・アルバム25枚
- ロックの殿堂入りに相応しい11のへヴィ・メタル・バンド
- 史上最高のヘヴィ・メタルのミュージック・ビデオ12本
- 邪悪な衝動:メタルとホラーの結びつきがいかに世界を震撼させてきたか
- 悪魔と契約し、歌い、利用し、感謝してきたミュージシャンたち
- 発言から読み解くスラッシュ・メタル史
- あなたはどんなメタルマニア?
- へヴィ・メタル関連記事