シンプル・マインズの名曲「Don’t You (Forget About Me)」がSpotifyで10億回再生を突破

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Photo: Pete Still/Redferns

シンプル・マインズ(Simple Minds)の名曲「Don’t You (Forget About Me)」が、Spotifyで10億回再生を突破し、“Spotify Billions Club”入りを果たした。

1985年にリリースされた「Don’t You (Forget About Me)」は、青春コメディ映画の傑作『ブレックファスト・クラブ』のサウンドトラックに収録され、アメリカやカナダで1位を獲得した他、世界各国でTOP10ヒットを記録するなど、映画と共に80年代を象徴するヒット作として広く知られている。

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作曲時のエピソード

一方で、シンプル・マインズがこの曲をレコーディングするまでには紆余曲折があった。映画のサウンドトラック用に、キース・フォーシーとスティーヴ・シフがシンプル・マインズのヴォーカリスト、ジム・カーを念頭に置いてこの曲を書いたが、バンドは自分たちが書いていない曲を録音することに消極的で、最初はオファーを断っていた。

最終的に、ジム・カーの当時の妻であるプリテンダーズのヴォーカル、クリッシー・ハインドの勧めもあり、彼らはレコーディングを承諾し、ジムは冒頭の「Hey hey hey!」やエンディングの「La la la la!」といった要素を加えることで、この世代を象徴するアンセムに仕上げた。バンドのギタリスト、チャーリー・バーチルは、後のガーディアン紙のインタビューの中で、「今この曲を聴くと、明らかに素晴らしく、よく作り込まれたポップ・ソングだと思う」と語っている。

シンプル・マインズは1977年、グラスゴーのパンク・シーンで結成され、イギリス国内外で急速に人気を博した。バンドは全世界で6,000万枚以上のアルバムを売り上げ、イギリスでは24曲のトップ40ヒットを記録。また、1980年代で最も商業的に成功したスコットランド出身のバンドと評され、2016年には英国作曲家協会 (BASCA) からアイヴァー・ノヴェロ賞の「Outstanding Song Collection」を授与された。

Written By Sam Armstrong




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