サム・スミス「Like I Can」がTikTokで大流行中。190万本もの動画が投稿されバイラルヒットに
リリースから7年以上が経つサム・スミス(Sam Smith)のデビュー・アルバム『In The Lonely Hour』に収録された「Like I Can」が、TikTok上で複数のトレンドを生み、現時点でこの曲を使った動画の数は190万を超えて新たなヴァイラルヒットとなっている。
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サム・スミスとマット・プライムが共作し、スティーヴ・フィッツモーリス、ジミー・ネイプス、モジャムが共同プロデュースした「Like I Can」の中で、サム・スミスは、恋愛を終えた相手に対して、自分と同じように愛してくれる人はもう絶対に現れないと歌う。
この曲から巻き起こったTikTokの恋愛トレンドでは、サビの部分の歌詞、
There may be lovers who hold out their hands
But they’ll never love you like I can, can, can
手を差し伸べてくる相手が何人もいるかもしれない
でも 彼らは絶対 僕のようにあなたを愛せないんだ
にあわせて、ユーザーが様々な解釈で自分たちのパートナーや兄弟、親友と一緒に写った動画や写真を投稿し楽しんでいる。
サム・スミス自身も、独自のひねりを効かせた動画でこのトレンドに参加し、広大な草原で愛犬ヴェルマと寄り添う姿が映し出された彼の投稿は、アップロード直後に2,950万回を超える再生数と340万もの「いいね!」を記録。また彼は、オリジナルのビデオが拡散された後に、曲にあわせて愛犬を完璧なタイミングで駆け寄らせるための舞台裏の苦労を窺わせるNGテイクも公開している。
@samsmithSo many amazing Like I Can videos. Love you all, Sam & Velma xx 🐾♬ Like I Can – Sam Smith
現在TikTok上には、このサム・スミス自身の動画を含め、「Like I Can」を使ったビデオは190万動画以上が投稿されている。恋愛のトレンド以外にも、ユーザーが自分自身をフォトジェニックに見せるために自然に笑っているシーンを静止画(フリーズ)で撮影する“フリーズ・フレーム・フォト”フィルター(#FreezeFrame / 日本ではモノクロシャッターのフィルター)で頻繁に使われており、同曲を使った最も人気の動画の多くは、100万回以上の再生数を記録している。
@foxy #FreezeFramePhoto ♬ Like I Can – Sam Smith
今年8月からTikTokでヴァイラル・ヒットを記録した「Like I Can」は、SpotifyのTop 200チャートで72位まで再浮上。同曲は、2014年のリリース時に20数カ国でチャート・インし、ビルボードの全米ダンス・クラブ・ソング・チャートでは5位にランクインしていた。
@samsmithThe outtake 😅😅 ##likeican♬ Like I Can – Sam Smith
Written By Larisha Paul
サム・スミス『In The Lonely Hour』
【最新アルバム】サム・スミス『Love Goes』
2020年10月30日発売
CD&Goods / iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music
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