ローリング・ストーンズ、チャーリー・ワッツに捧げたビデオを公開。ライヴのMCでもミックが追悼
ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stone)は、2021年9月22日に、1981年に発売されたアルバム『Tattoo You』の40周年記念エディションに収録される既発曲9曲のうち、リード曲となる「Living In The Heart Of Love」の公式ビデオを公開した。
このビデオは、先日亡くなったバンドのドラマーであるチャーリー・ワッツに敬意を表したもので、アルバム発売当時にバンドと一緒に演奏していた彼の映像が映し出され、最後には「Charlie is my darling」という言葉で締めくくられている。
<関連記事>
・ローリング・ストーンズ『Tattoo You (刺青の男)』40周年記念盤発売
・チャーリー・ワッツが80歳で逝去。その功績を辿る
この楽曲は『Tattoo You』40周年記念エディションの発表とともにオーディオだけが先行公開されていた。パリで撮影されたこの映像は、シャルル・メーリングが監督を務め、フランスの俳優、マルグリット・ティアムとナイリア・ハルズーンが出演している。
『Tattoo You』40周年記念エディションは、リマスターされたオリジナル・アルバムと、同時期にレコーディングされた9曲の未発表トラックを収録した『Lost & Found: Rarities』と、1982年6月に行われたロンドンでのライヴ『Still Life: Wembley Stadium 1982』も収められている。
バンドは、9月20日にマサチューセッツ州フォックスボロのジレット・スタジアムでプライベート・コンサートを実施。ミック・ジャガーはそのライヴでこうコメントしている。
「2021年のツアーの最初のショーだから、これは試練であり、俺たちのデビューの夜なんだ。また、俺たちにとっては、愛すべきチャーリー・ワッツのいない59年ぶりのツアーということで、少し悲痛な夜でもある」
「俺たちは皆、チャーリーがいなくなってとても寂しい。バンドメンバーとしても、ステージ上でもステージを降りても、友人としても。俺たちにはチャーリーとの思い出がたくさんあるし、前に俺たちを見てくれた方の中にも、チャーリーとの思い出があると思う」
「俺たちと同じように、皆さんにも彼を覚えていてほしいと思う。俺たちはこのショーをチャーリーに捧げたいと思う。チャーリーに乾杯しよう」
Written By Paul Sexton
2021年10月22日発売
4CDボックス、2CD、1CD、5LPボックス、2LP、1LP、LPピクチャー盤、LPクリアヴァイナル、カセットテープ
- ローリング・ストーンズ『Tattoo You (刺青の男)』40周年記念盤発売
- 2021年に亡くなったミュージシャン、音楽業界の関係者たち
- ザ・ローリング・ストーンズ アーティスト・ページ
- ザ・ローリング・ストーンズ関連記事
- ストーンズの「ベロ・マーク」の誕生と歴史
- ストーンズが60年代から2020年代まで7つの年代で全米チャート入り
- “絶頂期の1枚”ザ・ローリング・ストーンズの『Let It Bleed』