ザ・ローリング・ストーンズ「No Filter」 欧州ツアーがスタート、久々に「Under My Thumb」を披露
ザ・ローリング・ストーンズ「No Filter」ツアーのヨーロッパ初日公演が昨晩(9月9日)ハンブルグの市立公園で行われ、素晴らしいショウでツアーのスタートが切られた。今回のヨーロッパ・ツアーは、14日間、12会場で行われ、新しいステージ演出もお披露目されることになる。またこの初日公演は、この場所での28年ぶりのパブリック・スペースでのコンサートとなった。
ザ・ローリング・ストーンズは、82,000人の大観衆の前で、彼等のキャリアにおいて不可欠な多くの楽曲、 「It’s Only Rock ‘n’ Roll」、「Honky Tonk Woman」、「Start Me Up」、「Brown Sugar」を含む22曲を演奏した。また今回のツアーでバンドは一般投票により、彼等のカタログ作品であまり演奏されない楽曲を各公演で演奏することにしており、昨晩は「Under My Thumb」が演奏された。
また今回のライヴでは、『Out Of Our Heads』から「Play With Fire」、『Goats Head Soup(邦題:山羊の頭のスープ)』から「Dancing With Mr. D」などザ・ローリング・ストーンズが彼等のライヴであまり演奏することのない楽曲も数曲演奏された。そして、キース・リチャーズのトラディショナルなヴォーカルがフィーチャーされるパートもあり、彼のトレードマークである『Exile On Main St.(邦題:メインストリートのならず者)』の「Happy」だけでなく、『Steel Wheels』の「Slipping Away」も披露された。
大きな人気を得た彼らの最新作『Blue & Lonesome』からも「Just Your Fool」、「Ride ‘Em On Down」が演奏された。他にも「(I Can’t Get No) Satisfaction」や「Gimme Shelter」、そして「Jumpin’ Jack Flash」でライヴの盛り上がりは最高潮をむかえた。
バンドは現在、9月12日のミュンヘン、オリンピック・パークに向けて移動を最中だ。オープニング・アクトは昨晩と同じくアイスランドのバンド、カレオが務める。彼等はオーストリア、シュピールベルク公演(9月16日)でもジョン・リー・フッカー・ジュニアと共にオープニング・アクトして演奏予定。「No Filter」ツアーは10月後半まで続き、10月19日、22日、25日のフランス、パリのUアリーナ公演で幕を閉じる。その公演でオープニングを務めるのはケイジ・ザ・エレファント。その他の公演では、ザ・ストラッツ、Los Zigarros、ステート(de Staat)、ライヴァル・サンズ、ヘラコプターズ、リオン・ブリッジズらがオープニングを務める。
Written by Paul Sexton
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