9月23日オープン「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」レポート
9月23日(土)から東京・有楽町にオープンする「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」。この模様をいち早くレポート。(そもそも「ロックの殿堂」とはいったい何なのか?なぜ「ロック」以外のアーティストが受賞したり、衣装や楽器が飾られているのか?はこちらで解説)
東京メトロ有楽町駅のD9出口を出て、真後ろにある建物「有楽町インフォス」の1階部分を少し進むと大きな壁にプリントされたプリンスやマイケル・ジャクソン、フレディー・マーキュリーが迎えてくれる。
会場の入口には、本国アメリカのクリーヴランドにある「ロックの殿堂」ミュージアムの建物の写真と梁の部分に「Rock and Roll Hall of Fame」との文字が。
会場に入ると、休憩スペース兼カフェがありギブソンのギターが樹木のように飾られている。内覧時にはまだやっていなかったが、会期中はこの場所で飲み物を買えるようなので、実際に行かれる方はどんなメニューがあるかはお楽しみに。
入口から左に行くとポップアップエキシビジョンのコーナーになっており、「ロックの殿堂」の1986年の第1回から今年行われた第32回までの32年分の授賞式のポスターがずらりと掲出されている。
入口から右に行くとシアターがあり、毎年の授賞式で行われるライブ(全125アーティスト)からピックアップされたものが放映されている。流れる映像は、週替わりで違うものが流れることになっている。
過去の全受賞アーティストがずらりと掲載されている暗めの通路を進むと、展示ブースに。
ここでは、全てミュージシャンが実際に使用していた楽器や衣装など合計58点が展示されている。展示内容は3か月毎に変更となる予定とのこと。
この展示ブースでまず目に飛び込んでくるのは、ジャクソン5が1972年に使用していた5人分のステージ衣装。45年前のものにも関わらず、5人分ともに非常に美しい状態で保存されている。
こちらはスティングが1983年の「シンクロニシティ・ツアー」やMV「Synchronicity II」で着用していたもの。肉眼で見るとかなりゴージャス。
同じく派手なものだと、パーラメント/ファンカデリックのブーツィー・コリンズの1993年時の衣装が目を引く。
こちらはアース・ウィンド・アンド・ファイアーのモーリス・ホワイトの衣装。キラッキラでした。
マイク・ラブのシャツは、まさにザ・ビーチ・ボーイズな感じの色使い。
キース・ムーンの黒のジャケットは、彼にしか着こなせないような一品。
デフ・レパードのリック・アレンの衣装は、左腕がない彼のために、左の肩口部分にはこんなパッチワークが施されています。
楽器も多数展示されており、ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズが『Bigger Bang』の時にスタジオで書いたサインにその5年後ロン・ウッドがサインを追加したギター。
エリック・クラプトンが90年代初期に「ジャーニーマン・ツアー」で使用していたギター
トーキング・ヘッズのファースト・アルバム『Talking Heads: 77』とセカンド・アルバム『More Songs About Buildings and Food』制作時にデヴィッド・バーンが使用していたアコースティック・ギター。
衣装や楽器だけではなく、ジョン・フルシアンテがレッド・ホット・チリ・ペッパーズ『By the Way』のレコーディング時に使用していたアイデアノートも展示。よく見ると「I Could Die for You」や「Cabrón」について書かれていることがわかる。
展示されている衣装や楽器などは、全ては紹介しきれないので、是非会場でご覧ください。
展示ブースを後にするとシド&ナンシーとザ・クラッシュの巨大写真がお見送り。
会場を出ると「ロックの殿堂」のロゴとギターを持ったマドンナの写真が。
通常日本ではまず見ることができないお宝の数々を一挙に見られることはまたとない機会なので、興味ある方は是非どうぞ。
ロックの殿堂ジャパンミュージアム
ROCK & ROLL HALL OF FAME JAPAN
期間:2017年9月23日(土)〜2018年3月11日(日)
時間:11:00(土・日・祝は10:00)〜19:00(金・土は20:00)
休館:年末年始(12/30〜1/2)、展示物入替時
場所:有楽町インフォス東京都千代田区丸の内3-8-3)※ JR有楽町駅より徒歩1分
入場料;
大人前売1800円 当日2200円
学生前売1300円 当日1600円
公式サイト
http://rrhfj.com/
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