リトル・リチャードの子供時代の家が引っ越し

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メイコンにあるロックン・ロールのパイオニア、リトル・リチャードの子供時代の家が、ジョージア州によって市内の新たな場所に移されることになった。リトル・リチャードことリチャード・ぺニマンが育った800平方フィート(約22坪)の建物は、4月25日に州間高速道路75号線を交差したフィフス・アヴェニューからプレザント・ヒル地区ないのクラフト・アヴェニューへと1マイルほど移動となった。

「この計画はかなり前から始まっており、この度ついに実施されました」と地元居住者のアラジン・ハモンは地方TV局WMAZに語った。「この移動に関して私たちは非常に興奮しています」とゲイリー・ウィートは付け加える。「我々の街、コミュニティ、国にとって、これは歴史においても文化的にも素晴らしい日です」。

メイコンの新聞、ウェブサイトのテレグラフは、居住者であり、音楽の専門家、そしてリトル・リチャードの友人でもあるゲイリー・モントゴメリーにインタビューし次のようにレポートしている。「彼(リトル・リチャード)は皆さんにとても感謝しています」とモントゴメリーは現在84歳のロックン・ローラーについて語った。「彼は皆さんに自分が皆さんのことを愛していると伝えたいと言っていましたし、自分の子供のころの家の想い出をとても大事にしています」。

家の移動に関してのショート・フィルム:

家は、「I-75」と「I-76」地域の拡張プロジェクトの一環として動かされ、現在は、地元の歴史を保存するための資料館となっている。またこれは、1960年代にさかのぼり、連邦政府によって高速道路がプレザント・ヒルと地域のコミュニティを分断したことの解決でもある。

「このコミュニティの人々にとって彼の家があったということは印象的なことなんです」とハーモン氏は語る。「これは教師や教育者にとって非常に有効な地元の活用方法です。こういったことが起き、素晴らしい改革が進んでいるのを見られるのは我々住民にとったは非常に幸せです。進歩することがすべてですから」。跡地には”プレゼント・ヒル・ミティゲーション・プロジェクト”の名のもと17件の新しい住宅と2つの新しい公園が設立されることになっている。

チャールズ・ホワイトによる伝記『The Life and Times of Little Richard』では、下記のように記されている。リトル・リチャードの母親レヴァ・メイ・ぺニマンは「メイコンのプレザント・ヒル、1540、フィフス・アヴェニューに住んでいるのよ、素晴らしいところよ」と語り、リトル・リチャード自身も本の中で、「俺たちは物乞いすることなどなかった。学校にはこぎれいな恰好でいったし、家はとてもきれいで、クリスマスには何もかもがあったよ」と語っていた。

Written By Paul Sexton


 

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