リンゴ・スターの最新EP『Change The World』から「Rock Around the Clock」MVが公開

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10月 27, 2021

ItoMasaki

Photo: Daniel Knighton/Getty Images

リンゴ・スター（Ringo Starr）が2021年9月24日にリリースしたEP『Change The World』から、ブレント・カーペンターが監督を務めた最新シングル「Rock Around the Clock」のミュージック・ビデオが公開された。

リンゴ・スターは、4曲入りのEPを締めくくる同曲が彼自身にとって特別な意味を持っていることを明かし、こう述べている。

「‘Rock Around the Clock’は、私が15歳になろうとしていた頃のロックンロールな思い出を思い起こさせてくれる1曲です。私は結核で、7歳と14歳の誕生日も過ごした病院に1年ほど入院していて、もう2度とこんな場所で過ごしたくないと思っていました。その後回復へと向かい、母が医者と相談したところ、退院できることになったんです」

退院後、15歳の誕生日を祝うために祖父母と共にマン島を訪れたリンゴ・スターは、映画『暴力教室』（原題：Blackboard Jungle）をその地で鑑賞し、初めて「Rock Around the Clock」を聴いたのだという。

「私は入院していたので、当時の最新ニュースについてはよく知りませんでしたが、その映画を観ていたら、観客が劇場を破壊しようとするんです。椅子を投げ始めたり、とにかくクレイジーでした。私は“ワオ、これは最高だ！”って思いました。あの日の出来事は昨日のことのように覚えていますし、信じられないような光景でした。ですから、この曲はまさにロックで、このEPで何を演奏しようかと考えていた時に、‘Rock Around the Clock’は絶対にやりたいと思いました」

リンゴ・スターが所有するLAのロカベラ・ウェスト・スタジオで撮影された同曲のミュージック・ビデオには、洒落た黒襟の白いジャケットを身に纏ったリンゴ・スターや、レコーディング中に撮影された黒いジャージ姿の舞台裏の映像に加え、マスク姿で演奏するベースのネイザン・イースト、ギタリストのブルース・シュガーが自宅スタジオでリモート録音している様子などが収められている

リンゴ・スターが9月24日にリリースしたEP『Change The World』には、この最新シングルに加え、「Let’s Change The World」「Coming Undone」「Just That Way」の全4曲が収録されている。