リンゴ・スター、カントリーの聖地に初出演決定。55年ぶりのカントリー作を発売

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Cover: Courtesy of Lost Highway Records

リンゴ・スター(Ringo Starr)が、カントリー・ミュージックの聖地として知られる“グランド・オール・オプリ”でパフォーマンスを行うことが決定した。

この特別な公演は、リンゴの最新カントリー・アルバム『Look Up』のリリースを記念してライマン公会堂で開催された2夜連続公演での、リンゴとエミルー・ハリスの共演ステージ後に正式発表された。

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ライマン公会堂でのステージで、エミルー・ハリスから正式にグランド・オール・オプリ出演の招待を受けたリンゴ・スターは、一瞬驚いた様子を見せ「いつの話だい、7月かい?」と観客にジョークを飛ばしながらも、エミルーが「2月に出演してくれるのね」と確認すると、すぐに「ぜひとも。光栄だし、嬉しいよ。ありがとう。」と答え、感謝の意を述べた。グランド・オール・オプリのエグゼクティブ・プロデューサー、ダン・ロジャースは次のようにコメントしている。

「リンゴ・スターがこれまでに作り上げてきた素晴らしい音楽と歴史のすべてを経て、グランド・オール・オプリ100周年の記念すべき年にオプリー・デビューを果たすのは、この上なく名誉なことです。特別な夜になるでしょう」

2024年1月10日にリリースされたリンゴ・スターの最新カントリー・アルバム『Look Up』には、「Time On My Hands」「Thankful」「Look Up」などのシングルが収録されている。リンゴは本作の発売に合わせ、前述のライマン公会堂での公演を含む、精力的なプロモーション活動を行ってきた。また、今春CBSで放送されるライマン公会堂のパフォーマンスの一部は、ロサンゼルス郡で発生した壊滅的な山火事の被害者を支援するための資金集めに充てられる予定だ。

リンゴ・スターは今回の記念公演についてビルボード誌のインタビューでこう語っていた。

「私の心は満たされています。ライマン公会堂は私の魂にとってとても大きな意味を持っています。私が若い頃に追いかけていた多くのアーティストたちが、このライマンで演奏してきたからです」

また、彼は同インタビューでビートルズ以前の青春時代を振り返りつつ、カントリー・ミュージックへの愛についても言及している。

「バンドに入る前からカントリー音楽が大好きでした。リヴァプールには、商船の船員たちがロックンロールだけでなくカントリーのレコードも持ち帰ってきましたし、カントリー・バンドがイギリスをツアーする際には必ずリヴァプールで公演を行っていました」

Written By Sam Armstrong


リンゴ・スター『Look Up
2025年1月10日発売
CD&LP / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music

1. Breathless (feat. Billy Strings)
2. Look Up (feat. Molly Tuttle)
3. Time On My Hands
4. Never Let Me Go (feat. Billy Strings)
5. I Live For Your Love (feat. Molly Tuttle)
6. Come Back (feat. Lucius)
7. Can You Hear Me Call (feat. Molly Tuttle)
8. Rosetta (feat. Billy Strings and Larkin Poe)
9. You Want Some
10. String Theory (feat. Molly Tuttle)
11. Thankful (feat. Alison Krauss)




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