リトル・バーリーのドラマーでイエスのスティーヴ・ハウの息子、ヴァージル・ハウが急死
広く尊敬されたドラマーであり、イエスのギタリスト、スティーヴ・ハウの次男であるヴァージル・ハウが42歳で亡くなったことを、深い悲しみとともにお伝えする。イギリスのロック・トリオ、リトル・バーリーのメンバーであり、父親ともレコーディングし、スティーヴ・ハウのソロ作品2枚に兄で同じドラマーのディラン・ハウとともに参加していた。
イエスからの公式発表で訃報は伝えられ、イエスティヴァル・ツアーの残りの日程が中止となることもも合わせて報じられた。「イエスのスティーヴ・ハウ、アラン・ホワイト、ジェフ・ダウンズ、ジョン・デイヴィソンとビリー・シャーウッドは、皆さんの支援とご理解に感謝しています」、「スティーヴ・ハウとご家族の苦しみをご理解いただき、彼らのプライバシーを尊重していただくようお願いします」とFacebookで声明を発表している。ヴァージル・ハウの死因はまだ明らかにされていない。
リトル・バーリーはプロデューサー、そしてメンターでもあったアーティストのエドウィン・コリンズと強い絆を育みながら、2005年からレコーディングのキャリアを始めた。バンドは4枚目のアルバム『Death Express』を7月にリリースし、間もなくツアーも始まるところだった。彼らの作品には、Netflixのドラマ「ベター・コール・ソウル」の主題歌である「Better Call Saul」も含まれている。
リトル・バーリーのフロントマン、バリー・カドガンは、「親愛なる友人であり、ブラザーのヴァージル・ハウを失い、悲しみに打ちひしがれている」と述べた。「彼の娘、家族とパートナーのことを祈っている。このつらい時にどうか彼らのプライバシーを尊重して欲しい」。また、ベーシストのルイス・ワートンは「俺の友達である自分の人生のポジティヴなエネルギーの源を失い、打ちのめされている」と述べた。
ヴァージル・ハウはペット・ショップ・ボーイズ、ブライアン・フェリー、そしてフューチャー・サウンド・オブ・ロンドンのライヴやレコーディングでもプレイヤーとして活躍していた。彼の心優しく、熱いスピリットは、著者も何ども体験している。2010年にアルバム『King Of The Waves』をリリースした時もそのひとつだ。「自分たちが何かを証明する必要はないと思っているんだ、それは全部自分たちが作りたい音楽がやってくれるから」とヴァージルは当時話してくれた「ただ本当に好きなアルバムを作っただけで、それが心から感じているものなら、人はそれを好きになってくれるさ」。