クイーン、ライヴ・エイドの伝説的パフォーマンスをリハーサル映像と共に振り返る
50年に及ぶクイーン(QUEEN)のキャリアから、貴重な蔵出しライヴ映像や、最新パフォーマンス、舞台裏を明かすインタビュー等を50週にわたって紹介していくバンドの最新ウェビソード・シリーズ『Queen the Greatest Live』の第2回が公開された。
今回のエピソードでは、クイーンがリハーサルをいかに重要視しているかをあらためて掘り下げ、音楽史上最高のライヴ・パフォーマンスとして賞賛され続けている1985年のライヴ・エイドでの17分間のアイコニックな映像とそのリハーサルを振り返る。下記よりご覧いただける(YouTubeにて日本語字幕対応)。
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同エピソードでは、めったに見られないリハーサル映像に、「Bohemian Rhapsody」「Hammer To Fall」「Radio Ga Ga」の伝説的ライヴ・パフォーマンスを交えながら、フレディ・マーキュリー、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコン、ブライアン・メイ(短パン姿!)が、後に史上最高のロックンロール・パフォーマンスの一つと称されることになるライヴ・エイドのステージに向けてウォーミングアップする様子をご覧いただける。
ブライアン・メイは、つい先日公開されたTotal Guitar誌のインタビューの中で、この日のバンドの演奏はイマイチの出来で、緊張しながらステージを去ったことを明かしている。
「注目されるためにステージに立ったわけでなく、ただ自分たちの役割を果たそうと思っていました。バンド史上最高のパフォーマンスだったとか、そんなことはステージを降りた時には思ってもいませんでした」
彼は、この日のクイーンのパフォーマンスが世間の話題を独占するほど大きな注目を集めた理由として、フレディ・マーキュリーの揺るぎない自信を挙げている。
「フレディの中に漲っていたアドレナリンはとても素晴らしいものでした。今、この日のフレディを見ると、自信に満ち溢れています。誰も私たち(クイーン)を観るためにチケットを買っていなかったにもかかわらず、彼は観客を自分の味方につけられることを知っていたんです。このイベントのチケットが売りに出された時、出演者のリストに私たちの名前はなかった。それは未知の世界への一歩でした。でも、フレディには迷いなど全くなかったのだと思います」
ロジャー・テイラーもそれに同意し、「彼(フレディ)はゴーサインが出た途端に、チャンピオンみたいにステージへ飛び出していった。見上げると、会場全体が一斉に盛り上がっていて、“ああ、これはうまくいきそうだ”と思ったのを覚えているよ」と語っている。
ライヴ・エイドでのクイーンの完全なる勝利は、その歴史的偉業をリアルタイムで知らない若い世代へ脈々と語り継がれ、2018年に記録的大ヒットを記録した伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』で忠実に再現されている。
Written By uDiscover Team
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