R&Bシンガーのジェシー・パウエルが51歳で逝去。その功績を辿る

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Jesse Powell - Photo: Raymond Boyd/Getty Images

R&Bシンガーのジェシー・パウエル(Jesse Powell)がロサンゼルスの自宅で51歳の若さで逝去したことが、現地時間9月14日、彼の家族によって伝えられた。彼の妹でグラミー賞受賞歌手でもあるタマラ・パウエルは自身のインスタグラムにこう記している。

「私たち家族の最愛の息子であり、兄、叔父でもあったジェシー・パウエルが亡くなったことを謹んでお知らせ致します。ジェシーは音楽を愛し、とりわけそのキャリアを通じて彼を支えてくれたファンの皆さんを愛していました。皆さんが彼にとって世界一大切な存在だったことを記憶に留めていただきたいです」

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ジェシー・パウエルは、20代前半にミズーリ州カンザスシティで開催されたタレントショーでのパフォーマンスが、音楽プロデューサーのカール・ローランドの目に留まり、その後ブレイクを果たしていく。ルイユ・サイラス・ジュニアのサイラス・レコードと契約を結んだ彼は、セルフタイトルのデビュー作で全米アルバム・チャート35位を記録し、大きな可能性を秘めた新人アーティストとして知られるようになる。同アルバムからは、「All I Need」「Gloria」「I Like It」などのシングルが全米R&Bチャートの上位にランクインした。

1999年、彼が若干23歳で発表したシングル「You」は、全米R&Bチャートで2位、全米シングル・チャートでTOP10入りを果たすヒットを記録し、ライバルひしめく当時のR&Bシーンで期待の新星として一躍脚光を浴びた。同曲を収録した彼のセカンド・アルバム『Bout It』は全米レコード協会よりゴールド認定を受けている。

インディアナ州ゲーリー出身のジェシー・パウエルは、その後も、2001年に『JP』、2003年に『Jesse』という2作のフル・アルバムを発表。ランディ・ジャクソンがプロデュースを手掛けたアルバム『JP』は、全米R&Bアルバム・チャートでTOP20入りを記録し、彼はその印象的なヴォーカル・パフォーマンスで賞賛された。2003年のアルバム『Jesse』では、原点に立ち返り、彼の音楽に対する情熱が溢れるラブソングを生み出した。

Written By Sam Armstrong



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