34年間ガラクタ入れに保管されていたジョン・レノンの未公開写真が発見、公開へ
1970年2月頃に撮影されたジョン・レノンの未公開写真を含んだ26点のネガ写真が発見され、リヴァプールのザ・ビートルズ専門の博物館ザ・ビートルズ・ストーリーにて永久展示として公開されることになった。
髭をたくわえ、短髪、トレードマークでもあった丸メガネをかけたジョン・レノンのプライベートなポートレート写真は、2017年10月25日にザ・ビートルズ・ストーリー館内で行ったイベント「Memorabilia Day / 記念品の日」に持ち込まれたもの。そのイベントは一般の人がザ・ビートルズのコレクションを持参し、ザ・ビートルズのグッズ専門家であるジュリアンズ・オークションにその価値を鑑定してもらうもの。そのネガ写真の所有者は匿名を希望している。
「一般に未公開とされているジョン・レノンの写真を見つけることはそうそうあることではありません」とジュリアンズ・オークションの代表兼CEOのダレン・ジュリアンは興奮気味にコメントしている。「これらのジョン・レノンが写った26点のネガ写真はかなりレアなものでしょう」。彼は、このコレクションがオークションで1万ポンド(約150万円)の価値で売れるだろうと予測している。
ネガ写真の所有者は、これらの写真は彼の実家のガラクタ入れに34年間保管されていたもので、全く金銭価値がないか、あったとしてもほんの少しの価値だと思っていたと語った。これらのネガ写真は11月9日よりザ・ビートルズ・ストーリーのメイン展示エリアにて、期間限定で展示される。その後、2018年10月以降、ザ・ビートルズ・ストーリーでは初めて開催されるザ・ビートルズのオークションに、100点ほどの別のアイテムと共に出品される予定。
イベント「Memorabilia Day / 記念品の日」で提供されたその他のアイテムには、8,000ポンド(約120万円)の価値とされるメンバー全員によるサインが書かれた1963年のザ・ビートルズのクリスマス・ライブのプログラム、そして5,000ポンド(約74万円)の価値があると言われるサイン入りのポストカードなどがある。昨年開催された同様のイベントでは、ジョン・レノンがなぜMBE (Member of the British Empire / 大栄帝国メンバー)のメダルを返上しようとしているのか理由をイギリス王女に綴った有名な手紙が展示された。この手紙はジュリアンズ・オークションに出品されて6万ポンド(約900万円)の価値がつけられた。
Written by Paul Sexton
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