ラムシュタインが新型コロナウイルスによるロックダウン中に新曲の制作を始めていたことを明かす
ラムシュタイン(Rammstein)のドラマー、クリストフ・シュナイダーは、ドイツのラジオ局Radio Rodeoの番組「The Boss Hoss」にゲスト出演し、新型コロナウイルスによるロックダウン期間中の数ヶ月間、バンドが新曲に取り掛かっていたことを明かしている。
クリストフ・シュナイダーはこう語った。
「もともとは先週、2020年最初のコンサートをやる予定になっていたのですが、僕たちは、“今年(コンサートの代わりに)何ができるのか会って考えよう”ということになったんです。僕らにはまだまだ沢山のアイデアがあって、未完成の曲も沢山あります。ですから、僕たちは集まって、新曲に取り組むことにしました。ただ、新曲をつくりたかっただけで、それが今後アルバムに繋がるかどうかは、まだ誰にもわかりません」
ラムシュタインは、新型コロナウイルスによるロックダウンの影響で、2020年のヨーロッパ・ツアーと北米公演の延期を余儀なくされていた。ヨーロッパ・ツアーは、翌年の2021年の5月、6月、7月、8月に再スケジュールされることになったが、現時点で北米公演の延期日程はまだ発表されていない。
新たな日程の発表に際し、ラムシュタインは次のように述べている。
「新型コロナウイルスの影響で開催を中止せざるを得なかったラムシュタインの今年のツアーの新たな日程を発表できることを嬉しく思っています。(今年予定されていた)全公演は、2021年に再スケジュールされ、既に皆様が購入されていたチケットは新たな日程でも有効です。来年も多くの皆様にお会いできることを楽しみにしています」
ラムシュタイン7作目となる最新アルバム『無題』は、2019年5月、ヨーロッパでは、ユニバーサルミュージック傘下のスパインファーム・レコードから、アメリカではキャロライン・レコードからリリースされた。2009年の『Liebe Ist Für Alle Da』以来となるこの最新スタジオ・アルバムは、バンドとオルセン・インヴォルチーニが共同プロデュースを手掛け、カリフォルニア州サンタモニカのスタジオで、過去にミューズやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、フランツ・フェルディナンドなどの作品を手掛けたアメリカ人プロデューサー、リッチ・コスティの手によってミックスされている。
この最新作は、ドイツ、ベルギー、デンマーク、フランス、オランダ、ノルウェー、フィンランド、エストニア、ポルトガル、ポーランド、ロシア、スイス、オーストリア、カナダの14ヶ国で1位を獲得。その他の国でもTOP5入りを果たした他、全米チャートで9位にランクインし、バンドにとって初の全米トップ10アルバムとなった。
Written By Tim Peacock
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ラムシュタイン
発売日:2019年5月17日
https://umj.lnk.to/RAMMSTEIN_Album