クエストラブが『サマー・オブ・ソウル』にてサンダンスが選出するVanguard Awardを受賞

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Photo by Emma McIntyre/Getty Images for The Recording Academy

サンダンス映画祭を運営するサンダンス・インスティテュート(Sundance Institute)は、ザ・ルーツのクエストラブ(Questlove)を、彼の映画監督デビュー作『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』での功績をたたえ、2021年度Vanguard Awardを受賞する2人のうちの1人に選出したことを発表した。授賞式は10月20日に開催され、クエストラブの出演も予定されている。

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Vanguard Awardはサンダンス・インスティテュートが毎年発表している賞で、ストーリーテリングの技術とその創造的な独立性や斬新でエキサイティングな方法で観客を惹きつけている新進の映画制作者が毎年2名選出されている。今年は、クエストラブとともに長編映画『CODA』の制作に携わった映画監督のシアン・ヘダーも受賞。昨年度のVanguard Awardsは、クエンティン・タランティーノとディー・リースが選出されていた。公式サイトで登録して祝賀会の視聴を申し込むことができる。

クエストラブは今回の受賞に対する声明の中でこうコメントを寄せている。

「このような賞をいただき、大変光栄に思います。DJや執筆、ポッドキャスティング、教育など、ストーリーテリングは常に私の創造力の源です。もちろん、“サマー・オブ・ソウル”のチーム全員とこの栄誉を分かち合いたいと思います。(映画の主題であった音楽フェスについて)この歴史的なイベントを観客に体験してもらうために、光を当てることができて光栄でした」

また、今回のサンダンス映画祭のアーティストプログラム担当シニアディレクターのミシェル・サッターは今回の二人の選出についてこう語っている。

「先見の明があり、数々の賞を受賞しているシアン・ヘダーとアミール“クエストラブ”トンプソンにVanguard Awardを授与できることを光栄に思っています。文化を変えるような彼らの映画の人間性、独創性、独立精神を、熱狂的な観客に体験してもらうことができて、とても感激しています。シアンとクエストラブは、過去に同賞を受賞したラダ・ブランク、ライアン・クーグラー、ディー・リース、マリエル・ヘラーなどの監督とともに、ユニークで独立したストーリーテラーを称える受賞者の仲間入りを果たすことになります」

『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』は、2021年のサンダンス映画祭の米国ドキュメンタリー部門でプレミア上映。クエストラブが監督と製作総指揮を務めた本作は、米ドキュメンタリー部門で観客賞と審査員賞を受賞していた。

Written By Larisha Paul


『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
2021年8月27日 日本劇場公開
公式サイト

原題:SUMMER OF SOUL (OR, WHEN THE REVOLUTION COULD NOT BE TELEVISED
監督:アミール・“クエストラブ”・トンプソン
出演:スティーヴィー・ワンダー、B.B.キング、ザ・フィフス・ディメンション、ステイプル・シンガーズ、マヘリア・ジャクソン、ハービー・マン、デヴィッド・ラフィン、グラディス・ナイト・アンド・ザ・ピップス、スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン、モンゴ・サンタマリア、ソニー・シャーロック、アビー・リンカーン、マックス・ローチ、ヒュー・マセケラ、ニーナ・シモンほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン © 2021 20th Century Studios. All rights reserved.
北米公開:2021年7月2日(劇場/Hulu同時公開)




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