ザ・ルーツのクエストラヴ、グラミー賞でHIPHOP誕生50周年パフォーマンスを披露することが決定

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Questlove - Photo: Arturo Holmes/Getty Images

過去に6度のグラミー賞を受賞しているザ・ルーツ(The Roots)のクエストラヴ(Questlove)が、日本時間2023年2月6日に開催されるグラミー賞授賞式で、ヒップホップ誕生50周年を記念するトリビュート・パフォーマンス“ヒップホップ50”を共同企画することを発表した。

このパフォーマンスは、米メディア兼制作会社として知られるMass AppealとのパートナーシップによってParamount Globalが手掛けるヒップホップの誕生50周年を祝うアニバーサリー企画の一環で、参加アーティストのラインナップは近日中に発表されるが、クエストラブは声明の中で、「ヒップホップの歴史-過去、現在、未来-を祝うために、このジャンルの大物たちが一堂に会する」ことをほのめかしている。

1973年8月11日が、クール・ハークと妹のシンディ・キャンベルが、ニューヨークのブロンクスにある1520 Sedgwick Avenueでパーティーを開き、ヒップホップの音楽と文化が誕生した歴史上重要な日と言われており、今年はそれから50周年目にあたる。

[*2月3日update] 2月3日にグラミー賞公式サイトにて出演者が発表となった。LL・クール・Jがこのコーナーを紹介、クエストラヴがプロデューサーと音楽監督を務め、ザ・ルーツが音楽を、ブラックソートがナレーションを担当する。現時点での出演者は以下の通り。

Big Boi / ビッグ・ボーイ
Busta Rhymes with Spliff Star / バスタ・ライムス with スプリフ・スター
De La Soul / デ・ラ・ソウル
DJ Drama / DJドラマ
DJ Jazzy Jeff / DJ・ジャジー・ジェフ
Missy Elliott / ミッシー・エリオット
Future / フューチャー
GloRilla / グロリラ
Grandmaster Flash / グランドマスター・フラッシュ
Grandmaster Mele Mel & Scorpio/Ethiopian King / グランドマスター・メリー・メル&スコーピオ, Ethiopian King
Ice-T / アイス・T
Lil Baby / リル・ベイビー
Lil Wayne / リル・ウェイン
The Lox / ザ・ロックス
Method Man / メソッド・マン
Nelly / ネリー
Public Enemy / パブリック・エネミー
Queen Latifah / クイーン・ラティファ
Rahiem / ラヒーム
Rakim / ラキム
RUN-DMC / ランDMC
Salt-N-Pepa and Spinderella / ソルト・ン・ペパ & スピンデレラ
Scarface / スカーフェイス
Swizz Beatz / スウィズ・ビーツ
Too $hort / トゥー・ショート

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ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催される第65回グラミー賞授賞式の模様は、CBSテレビネットワークで生放送され、Paramount+(パラマウントプラス)でに生配信後、オンデマンド配信される他、グラミー賞公式サイトおよびザ・レコーディング・アカデミーのYouTubeチャンネルでも生配信される予定だ(日本ではWOWOWで生放送される)。

ヒップホップが誕生50周年を迎える今年、様々なアニバーサリー企画が計画されている。 先週、世界有数の音楽ビデオ・ネットワークであるVevoは、2023年を通して、リル・ウェイン、パブリック・エナミー、ハヴォック、リュダクリスなど、ヒップホップ界で最も影響力のあるアーティストたちとタッグを組んで、スペシャル・コンテンツや専門番組を制作していくことを発表した。

視聴者のお気に入りのビデオの舞台裏を紹介する「Vevo Footnotes」や新進気鋭のアーティストをフィーチャーする「Vevo ctrl」の特別版には、ヒップホップの歴史に名を残す新旧のレジェンドたちが登場する予定だ。

この発表に際し、チャックDは次のようなコメントを寄せている。

「ヒップホップが50周年を迎えるということは、世界におけるその影響について、疑いや議論、無知が存在しないことを意味します。PE(パプリック・エネミー)が登場した当時は、ソーシャルメディアがない時代でした。世界中のヒップホップ・ファンと繋がるには、ビデオが唯一の手段でした。ビデオは、視覚、聴覚、ストーリー、スタイルというフル・パッケージで楽曲を届けてくれました。本当に過小評価されているアートフォームです。Vevoは、私たちだけでなく、世界中のヒップホップ・アーティストのために、その繋がりを強固なものにしています。来たる次の50年に乾杯」

Written By Will Schube



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