チャールズ国王の戴冠式公式プレイリスト公開。ビートルズ、クイーンらなど全26曲が収録
2022年9月のエリザベス2世の崩御に伴い、現地時間5月6日(土)にロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われる新国王チャールズ3世の戴冠式を記念して、英国政府のデジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)が英国を代表するアーティストたちの楽曲をキュレーションしたプレイリスト「Coronation Celebration Playlist」を公開した。
プレイリストはザ・ビートルズの「Come Together」で幕開け、クイーンの「We Are The Champions」、ザ・フーの「Love Reign O’er Me」、イヤーズ&イヤーズの「King」、エリー・ゴールディングの「Starry Eyed」など全26曲が収録されている。
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DCMSの広報担当者は、「このプレイリストは、来る戴冠式に先駆けて、イギリスと英連邦出身のアーティストを祝福するために作成されました」と述べている。
また、この歴史的式典を祝うために、戴冠式の翌日となる5月7日には、ウィンザー城で2万人の一般市民と来賓を招いてスペシャル・コンサートが開催される。
ライオネル・リッチー、ケイティ・ペリー、テイク・ザット、アンドレア・ボチェッリをはじめ、ウェールズ出身のオペラ歌手ブリン・ターフェル、シンガーソングライターのフレイヤ・ライディングス、作曲家・プロデューサーのアレクシス・フレンチらが出演する同コンサートの製作を手掛けるBBCによると、当日はウィンザー城の東側芝生エリアにステージが設置され、舞台や映画で活躍するスターたちによる朗読(スポークン・ワード)も披露される。
コンサート当日の模様は、カースティ・ヤングが司会を務めるBBCテレビとiPlayerの他、出演者たちにインタビューを行うゾーイ・ボールと、観客席のダーモット・オレアリーが司会を務めるBBC Radio 2、BBC Soundsで中継され、コンサートの目玉企画となる「Lighting Up The Nation」では、イギリスを象徴する国内各地のスポットがプロジェクション・マッピング、レーザー、ドローン、イルミネーションなどでライトアップされ、祝祭モードを盛り上げる予定だ。
Written By Rhian Daly
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